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12月23日 新国立劇場バレエ「シンデレラ」 [音楽]

12月23日(土曜日)。18時から新国立劇場オペラハウスでバレエ「シンデレラ」を見る。クリスマスものの一つで、この日は13時からの公演もあった。

母子連れが多く、男性客は少ない。1割ぐらいしかいなかったのではないか。子供観劇用の分厚いクッションが多数用意されていた。

振付けはフレデリック・アシュトンだった。

意地悪役の姉妹は、男性ダンサー(古川和則、小野寺雄)が演じた。まともに意地悪するとクリスマスにふさわしくない。コミカル演技で毒を抜いた。

DVDでバーミンガム・ロイヤル・バレエのものを持っているが、太っちょの女性ダンサーが姉を演じていて、これも面白い。

シンデレラは木村優里、王子は中家正博だった。木村優里は痩せすぎかと思うが、表現力は豊かだと思う。

新国立劇場バレエ団の強みは、コール・ド・バレエに魅力的なこと。ダンサーの数が多い上、動きがダイナミックである。幻惑される。

第2幕の終わり。時計が12時を打ち、シンデレラは慌てて家に帰る。薄い紗のカーテンが下りていたが、舞踏会用の華やかな衣装から、女中の灰色の衣装に突然変った。どういう仕掛けをしたのだろう?

別人に入れ替わったのではないかという話も聞こえた。女中姿のシンデレラは後ろ姿しか見せないから、入れ替わったとしても気がつかない。(とすれば、元の華やかなシンデレラはどこに消えたのか?)

音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
振付:フレデリック・アシュトン

指揮:マーティン・イェーツ
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

シンデレラ:木村優里
王子:中家正博
姉妹:古川和則、小野寺雄

公演が終わった後、握手会が開かれた。握手サービスとは、AKB並みだね。


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12月24日 ロシア国立サンクトペテルブルグ・アカデミー・バレエ [音楽]

2017年12月24日。18時半から、ロシア国立サンクトペテルブルグ・アカデミー・バレエの「くるみ割り人形」を見る。昼にキエフ・バレエを見たのだから、「くるみ割り人形」のはしごである。

所は、昭和女子大学の人見記念講堂である。三軒茶屋にある。昼の国際フォーラムから大手町駅経由で神保町へ行き、新宿、渋谷とまわった。クリスマス・イブの日曜日でどこも大混雑していた。特に渋谷のハチ公前広場は身動きできないほどだった。

人見記念講堂の座席数は2000ほど。客席は空席が目立った。この日は、キエフ・バレエと同じで2回の公演だった。親子連れで見るなら、やはり昼公演が便利である。

ロシア国立サンクトペテルブルグ・アカデミー・バレエというのは、正体不明気味である。サンクトペテルブルグならマリインスキー歌劇場バレエ団が思い浮かぶ。”アカデミー”という言葉が入っているので、バレエ学校関係かと考えた。ロシアだから、下手ではないだろと予想した。

独自の劇場も持っているらしいが、団員はやはり若い。新人の養成所のように思える。

プログラムを読むと、クラシック作品を正しく、美しく踊れるのはロシアのダンサーだけという。ロシア人の自画自賛のように思えるが、プログラムの写真を見ると、確かに脚のあげ方が美しいラインになっている。

新国立劇場のプログラムの写真を見ると、ここのダンサーのラインは落ちる。こういうところで差が出るのかと思う。次に見るときには注意しよう。

普通「くるみ割り人形」は第1幕、第2幕と区切るが、この公演は3幕で、第1幕(30分)休憩(20分)第2幕(25分)休憩(25分)第3幕(45分)だった。やや間延びした感がある。踊り手のスタミナを考えたのかもしれない。

踊りは、キエフ・バレエに比べると、キレがないが、不満を感じるほどでもない。卒業公演的雰囲気である。
管弦楽は、東京ニューシティ管弦楽団。指揮はウラジーミル・アルテメフ。音は細かったが、指揮者の統率力が良かったのか、雰囲気を盛り上げていた。

(クララ)ソフィア・マチュシェンスカヤ 
(王子)アレクセイ・ポポフ
(ドロッセルマイヤー)アンドレイ・グディマ

昭和女子大学。クリスマス・ツリーが飾ってあった。

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人見記念講堂。

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帰り、大学前から自由が丘、田園調布行きのバスがあるのを知り、田園調布まで乗る。

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12月24日 国際フォーラムA キエフ・バレエ [音楽]

2017年12月24日。クリスマス・イブ。12時から、東京国際フォーラムAでキエフ・バレエを見る。演目は、クリスマス・イブは「くるみ割り人形」で決まり。この日は、夕方16時からの公演もあった。クリスマス・イブ限定で2回公演となった。

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国際フォーラムは初めて入場した。印象はーーともかく、デカい。Aの総座席数は5000強である。1階だけで3000である。これだけでNHKホール並みだ。

今回の公演は、1階だけで、2階は使用しなかった。それでもほぼ客席は埋まっていた。

バレエは美しく楽しく見れればそれでいいと思っている。技術的な巧拙はあるだろうが、見分けられるほどバレエに詳しくない。

キエフ・バレエの総体的な印象は、大人のバレエというのか、貫禄があった。妙な言い方かもしれないが。

来年正月の「ドン・キホーテ」と「白鳥の湖」が楽しみだ。

前から4番目の座席だったので、個別の踊りは堪能できたが、群舞=コール・ド・バレエになると、全体の俯瞰ができないもどかしさがある。

ピットのオケには感心した。指揮はミコラ・ジャジューラ、ウクライナ国立歌劇場管弦楽団。柔らかな音で今まで聞いたピットの演奏では最も素晴らしかった。

(クララ)アンナ・ムロムツェワ
(王子)ヤン・ヴァーニャ
(ドロッセルマイヤー)ヴィタリー・ネトルネンコ

帰り、東京駅に出る。

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皇居まで幅広い遊歩道ができていた。

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