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上野へ [雑感]

2022/03/21 上野へ。

山手線で上野駅まで乗ったが、公園出口の改札が移動していた。北へ移動した。

改札を出ると、駅前の道路がなくなっている。今までは信号待ちをしたが、それがなくなった。これで公園まで行きやすくなった。

上野駅。

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国立西洋美術館は改修中だった。前を石畳に変更している。

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上野公園の桜は、咲き始めているものもあった。開花宣言は出ているので、見頃は来週だろう。今年は寒かったので開花が遅くなると予想していたが、それでも去年より4日遅れですみそうだ。

上野へ出かけたのは、東京春音楽祭が始まったからである。

15時から東京文化会館小ホールでチェンバー・オケの演奏会があった。オール・モーツァルトのプログラムだった。コンマスは堀正文だった。

前日、大植英次の粘着質のマーラーを聴いてシンドイ思いをした。モーツァルトなら聞きやすい。快速軽快な演奏なら、なお望ましい。

演奏はやや遅めだった。ピリオド演奏ではなかったので助かる。

最初が交響曲第1番。次がピアノ協奏曲第9番。ピアノは小林海都。小ホールだと、管が飛び出して聞こえる。バランスが悪いんじゃないかと思ったが、小ホールはインティメートな気分になり、悪くない。最後が交響曲第40番。40番も小ホールで聞くべき曲だろう。

帰宅してグッタリした。コンサート通いも楽じゃない。

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池袋へ [雑感]

2022/03/20 池袋へ。電車は混んでいた。コロナも気にならなくなったようである。コロナを恐れて自宅に籠もっていた人はどんどん体力が落ち、外出もままならなくなった。自粛の副作用である。

朝、体調が悪く、外出は控えた方がいいような気がしたが、無理に出かけたのだ。途中で、体調が回復した。家に閉じこもっていると、体調が悪くなるようである。外に出ると、なんでもない。

14時から東京芸術劇場でコンサートを聞く。大植英次=日本フィルの演奏会だった。

朝起きたときは、後半のマーラー交響曲第1番だけを聞こうかと思っていたが、チケットを見ると、S席である。なんでS席を購入したのか分からないが、その時の気分で買ったものだろう。高めのチケットで、これじゃあ、全部聞かないとソンだなと思ったことである。ビンボー人根性丸出しだ。

演奏会の最初は、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲だった。ヴァイオリンは小林美樹。ステージに登場する姿を見て、目を見はった。スラリ長身、スタイル抜群。ファッションモデル級ではないか。顔は目が悪くなったのでよく見えなかった。帰ってからネットで見ると、可愛い系である。メリハリをつけて演奏していたが、この曲には馴染めないところがある。

後半は、マーラー交響曲第1番。予め予想を立てておいた。第1楽章→遅い。第3楽章→遅い。

予想通りの展開というか、第1楽章は遅すぎ、夢遊病者が歩いているようであった。全体、オケが魅力に欠ける。他のオケだったら、違って聞こえたかもしれない。ともかくも、演奏が終わった途端、ドッと疲れが出た。この曲は最後でストレス解消になるはずだが、逆だったものね。この曲で、こんな感じになったのは初めてだ。


タグ:小林美樹

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杉並公会堂へ [雑感]

2022/03/08 火曜日。杉並公会堂まで行く。大植英次=日本フィルの演奏会があったからである。

体力低下で、外出するのも容易ではない。特に寒ければ。この日は、最高気温が7度だった。

演奏会を楽しむシニアが多いが、徐々に人数は減ってきている。ホールに行くまでの距離の長さが負担だ。たとえ演奏会場に着いたとしても、体調が悪ければ音楽を楽しむどころの話ではなくなる。演奏を聴いている内に体調が悪化することもありえる。食事の直後は危ないので、食事も食べないか、軽くするか、どちらかである。こうまでして、演奏会に出かける必要があるのかというと、段々と収支が合わなくなる気がする。そのうちに諦める。自分もそろそろ諦め時だが、既にチケットを買い込んでいる。3月、4月中は行く予定である。

車椅子できいている人も見かけるが、そうまでしても聞きたいのかと思う。体力が落ちれば、聞こえる音楽も変ってしまう。

高齢になれば、聴覚が落ちる。いつも不思議に思うことは、音楽家も聴力がおちているはずなのに、きちんと演奏していることだ。

杉並公会堂は狭い。舞台との距離が短く感じられた。平日の昼間(14時~16時)の演奏会なので観客は専業主婦かシニアである。客席は半分以下しか埋まっていなかった。

大植英次は出っ腹で、足取りがおぼつかない。指揮台でも背もたれに寄りかかっていることが多く、棒の振り方は小さい。時々、細かい指示を出していた。テンポは遅めで、感動的な部分とかったるさを感じる部分が混在していた。遅いなら遅いで、もう少し演奏の練り方があるだろうと思う。

プログラムは、「ルスランとリュドミラ」序曲、チャイコフスキーの組曲「くるみ割り人形」交響曲第5番だった。アンコールはチャイコフスキーの「弦楽セレナード」よりワルツ。

今年になってから、神奈川フィル、東京交響楽団、新日本フィル、日本フィルの演奏会を聞いたが、オケの違いが分からない。同じような音を出す。何か、響きが薄いような気がするが、自分の聴覚の衰えもあるだろう。段々と音が平板に聞こえるようになったようだ。

演奏会が終わると、すぐ帰宅である。寄り道は一切しない。疲れるからだ。それでも、翌日は午後まで身体に痛みを感じた。去年より一段と体力が落ちた。今年の冬は厳しかった。




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