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五島美術館 [雑感]

五島美術館へ西行展を見に出かける。

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西行には関心があるが、古文書の展示を見ても、何の感興も起きなかった。これには、我ながら、落胆した。自分の持っている知識とはかけ離れた世界だ。熱心に見ている入場者が多かったが、育ちが違うのだろう。

自分はこういう世界とは無縁であることが分かっただけ。日本の古典については、ほぼ無縁である。歌舞伎も能も無縁である。

展示はそこそこに庭園に出る。

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まず階段を下りる。全体、この五島美術館の庭園は、アップダウンが激しい。歩いている最中には気がつかなかったが、ここは立川から上野毛まで続く国分寺崖線にある。崖線を下におりたのだ。古多摩川が丘陵を削り取って出来たのが国分寺崖線である。

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階段の途中に大日如来像があった。五島美術館は東急の実質的な創始者・五島慶太が収集した美術品を収めている。

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下におりると、春日荘門がある。

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佛域で、石仏・灯籠が並んでいる。昔は、金があると、こういうものを買い求めたのだ。時代が変った。今の資産家がこういうものを買い集めるだろうか。基礎となる教養が異なっている。

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階段を上がる。

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赤門に至る。

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赤門を通ると、瓢箪池がある。

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なお上がる。

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樹木の合間から二子玉川の高層ビルが見えた。

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茶室がある。

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天佑庵門を出ると、美術館前である。これで一巡した。

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多摩川台公園 [雑感]

11月6日。砧公園の帰りに多摩川台公園に立ち寄る。

多摩川台公園には子供時代の思い出が詰まっている。多摩川台公園の対岸の新丸子で幼少年時代を過ごしたからである。高校入学と同時に新丸子から引っ越し、しかもその土地で半世紀を生活したが、全然、懐かしさを感じない。思い出の懐かしさは新丸子に限られる。幼少年時代の記憶の方が濃厚であるようだ。

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対岸の新丸子側を見る。自分が遊び回ったときとは違う。原っぱで雑草が生い茂っていた。学校から帰宅すると、ここでバッタやトンボを捕って遊んだものである。

今ではまったく面影がないが、ここにサーキット場があった。日本初のカーレースが行われた場所だ。戦後にはオートバイ・レースが行われたこともある。

多摩川の流れも変った。段々と、東京都(多摩川台公園)側に向きを変えているように思う。もし土手がなければ多摩川台公園にぶつかっていただろう。多摩川は暴れ川である。

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武蔵小杉の高層ビル群が見える。子供時代にはまったくなかったものだ。武蔵小杉駅周辺は工場地帯だった。労働者が働く場所だった。それだけに風紀は悪かった。武蔵小杉駅方向には子供は行っては行けないと、親に注意されたものだ。

工場が海外に移転し、その空き地に高層ビルが建ったのだ。

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多摩川台公園には古墳がある。亀甲山古墳である。被葬者は分かっていない。自分が子供の時代には多摩川台公園とは呼ばず、単に亀甲山(かめのこやま)と呼んでいた。

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砧公園 [雑感]

11月6日。日曜日。

砧公園を歩く。秋色が濃くなっていた。

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家族連れが多かった。ノンビリした光景で、穏やかである。しかし、単身生活者には眩しいところがある。子供たちが走りまわっている姿を見ると、自分が疎外されているような居心地の悪さを感じる。

自分は家族を持たなかった。何か、やり残したことがあるような気がする。自分の人生に欠損部分があるような気がする。

仕事人間だったが、おおかたは無益で、しかも残るものはなかった。会社勤めの仕事は、退職すると何も残らない。今になって気付く。気付くのが遅すぎた。もっとも池波正太郎が同じことを云っているのには驚いた。あれだけ、充実した作品群を残したのに、虚しさを感じていたらしいから。誰にもある老年特有の現象か。

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樹木の色づきを見ると、来年も見ることができるだろうかと思う。残りの人生は、貴重な日々だが、ボロボロと毎日が指から落ちていく気がする。脳の老化とはこういうものか。充実感というものが感じられなくなる。

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目黒天空庭園 [雑感]

10月30日。

池尻大橋、大橋ジャンクションの上に、目黒天空庭園がある。都会の喧噪を逃れるにはもってこいの場所だ。

齢を重ねると、都会の風景も変って見えてくるものだ。灰色の無機的な光景に見える。ネオンで厚化粧しても、地肌はシミだらけで汚れている。これが大都会だ。

目黒天空庭園に上がるには、郵便局横のエレベーターで5階まで上がるのが便利だ。ただ、このエレベーターは、奥まったところにあり、見逃しやすい。

秋色は始まったばかりか。

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一応、畑もある。

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なお、上に向う。

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色付いた樹木に目が行くのは仕方ない。しかし、紅葉シーズンはまだである。いつも、紅葉を見に行こうと思いつくが、実際はそんなに出かけない。歩く体力がなくなったからだ。コロナでやはり、体力が衰えた。今年は、何回、外出できるだろうかと考えてしまう。

今でもコロナの死者は多いが、コロナで死んだと云うより、体力・気力を喪失して、老衰で死んだと云う方が正しいと思う。結局、政府の対策は、コロナ衰弱死を増加させるだけだ。高齢者を早死にさせようと企んでいるのではないかと疑ってしまう。

自分も忍耐力がなくなったから、早いところ、始末を付けてくれと思う時が増えた。

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正面の高層ビルは、クロスエアタワーである。

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花に目が行く。人よりも、花が好ましい。人間嫌いになったようである。

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天空庭園の最上部へ。

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目の前がクロスエアタワーとの連絡口だ。タワーの中には、大橋図書館がある。こちらから天空庭園に出入りすることもできるわけだ。

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