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「男と女」50年後 [旅行]

「男と女」は、クロード・ルルーシュのカンヌ映画祭グランプリ受賞作品である。1966年のことで、もう50年以上も前のことである。斬新な映像で一世を風靡した。これ以後に制作された映画は凝った映像のものが多くなったから、その影響の大きさが分かる。日本も影響を受けた。

その「男と女」の50年後を描いた映画が製作されたという記事を読んだ。主演は「男と女」と同じく、ジャン=ルイ・トランティニャンとアヌーク・エーメである。トランティニャンは88歳、エーメが86歳。どんな容貌になっているか、大いに気になる。特にアヌーク・エーメは彫りの深い顔だったから、どんな容貌になっているだろうか。

最近は、ネットで往年に大スターの晩年の姿を調べることができ、大いに失望することがある。老いることは生やさしいことではない。容貌が変るばかりではなく、心のありようも変る。

トランティニャンの演じる主人公は認知症なのだろう、過去の記憶を失いつつある。かって愛した女と再び出会っても、それと気付かない…。

これは見たい映画である。しかし、映画館に見に行くには体力が心配だ。どうしようか、迷っている。渋谷の東急文化村のル・シネマで上映。映画の題名は「男と女 人生最良の日々」という。

そういえば、「男はつらいよ」の新作も公開されているね。過去の映画に登場した人物の現在を描いているらしい。日経新聞の山田洋次監督のインタビューを読んだが、皆、孤独を抱えているようである。

老いと孤独は切り離せない。
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DVD「帰郷」(マーヴィン・ルロイ監督作品) [雑感]

DVDで「帰郷」を見る。

昔、テレビで放映されたことがあり、その時に感動した映画である。ところが、主演がクラーク・ゲーブル、ラナ・ターナーということ以外は覚えていなかった。DVD化も無理だろうと思っていたところ、なんと戦争映画コレクションに収められていた。

マーヴィン・ルロイが監督した作品で、上質なメロドラマである。戦争映画コレクションは場違いだろう。戦争映画を見るつもりだった人は期待外れになるに違いない。

このDVDを見つけたときは嬉しかったですね。昔の恋人に再会した気分だ。

ところで、このDVDを見ると、こういう映画だったのかと、思わず考え込んでしまう。記憶から脱落した部分が多い。

優秀だが人情味のない医者が第二次世界大戦に出征し、戦地での経験を経て、人間性を取り戻す。その間に助手だった看護婦のラナ・ターナーと恋に落ちる。現代なら、すぐに抱き合ってしまうだろうが、3年間は感情を抑えて過ごす。

ここは記憶していたが、医者が出征したあとの妻(アン・バクスター)の感情が描かれていることを全く忘れてしまっていた。銃後の妻の心理である。

当時の女性は、というか、男も含めて、まず”抑える”のだ。抑制するのだ。

窮屈、折り目正しいという印象を受ける。昔の人の生き方は、こうだった。私も、若いときは、こういう人間になりたいと思ったものだ。

1948年の映画だ。第二次世界大戦直後は、こういうものだった。

それが何時からタガが外れてしまったのだろう?

時代も変れば、私も変る。昔の感動は甦らなかった。
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熊本空港 夕景 [旅行]

人吉市旅行の帰りは、熊本空港からの便を利用した。人吉・球磨地方は鹿児島空港の方が近いが。

熊本空港(今では阿蘇くまもと空港という。)の夕景。旅情を誘われるときである。

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展望デッキに上がった。夕闇が迫っていた。

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”ASO KUMAMOTO”である。宮崎空港は、宮崎ブーゲンビリア空港になってしまったし、こういう愛称の空港が増えた。

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タグ:熊本空港
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熊本県球磨郡多良木町 栖山観音 [旅行]

多良木町の栖山観音を訪れる。

田舎道をゆっくり歩いた。急いでどうする? 

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ここも山の中だ。

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観音堂。地元に人が管理している。そうでなければ市の教育委員会が管理する。仏像盗難の恐れがある。

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観音像は風変わりだった。観音様に見えない。最初は弁天様かと思ったぐらいだ。

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腕が多いから千手観音である。

帰り道。

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都会の喧噪を逃れて…。こういう場所から横浜に戻ると、都市のビジネスパーソンに対する見方が変ってくる。




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球磨群多良木町 中山観音 [旅行]

熊本県球磨地方にある中山観音を訪れる。相良三十三観音の一つ。

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都会の人混みよりは、鄙びた田舎の方が好ましくなった。年齢相応の変化だ。

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中山観音への道。細い道だった。

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観音堂。古い小さな建物である。

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観音像。ガラスで保護されていた。盗難予防のためだろう。

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