SSブログ

2019年 出雲の旅 五十猛神社 [雑感]

出雲の旅、海辺にあった和田珍味店から内陸部に移動し、五十猛(いそたける)神社を参拝する。山陰本線の五十猛駅から300メートルほどの地に鎮座する。

五十猛命は素戔嗚尊の息子である。

05五十猛神社 (2).jpg


05五十猛神社 (8).jpg


境内は、案外と殺風景だった。宮司さんの説明によると、もともとは、素晴らしい松林があったらしいが、塩害だったか虫害だったかは忘れたが、松林は消滅した。新しい樹木はまだ丈が低い。

05五十猛神社 (7).jpg


05五十猛神社 (6).jpg


05五十猛神社 (5).jpg


五十猛命は日本に樹木をもたらしたとされる。日本の国土が樹木に満ちているのは、五十猛命が樹木を持ってきたからである。

ということは、それ以前の日本は樹木のない不毛の地だったということだ。講師の話によると、約3万年前の姶良カルデラの大爆発、7300年前の鬼界カルデラの大爆発により、南九州一帯が火山灰で覆われ、不毛の地になったことを暗示しているのではないかという。

五十猛命は出雲から”紀の国”へ移動した。紀の国は”木の国”から変化したものだろう。出雲から和歌山に移動した。随分隔たっているように思えるが、海路をとれば思ったほど遠くではない。紀伊國一宮の伊太祁曾(いたきそ)神社は五十猛命を祀っている。

周辺の景色。神社の周りの景色がいつも気になるのだ。

05五十猛神社 (11).jpg


05五十猛神社 (4).jpg



タグ:五十猛命
nice!(0) 
共通テーマ:旅行