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パーヴォ・ヤルヴィ=N響 マーラー交響曲第7番 [音楽]

2月11日。NHKホールで、ヤルヴィ=N響の演奏会を聴く。

プログラムは、マーラーの交響曲第7番のみ。

”予習”のため、ショルティ=シカゴ響のCDを聴いたが、精神分裂的要素?たっぷりでどこがいいのか理解できない。念のためバーンスタイン=VPOのDVDも見た(聞いた)。バーンスタインは気持ちよさそうに振っているが、全然共感できない。

聴きに行きたくないところだが、マーラーの交響曲全曲を聴くという願を立てている。残りは、この第7番だけである。

バカでかいNHKホールに座ると体調が悪くなった。気分はすぐ体調に出る。

月報を読むと、ヤルヴィが「当初第7番をわかりにくいと感じていました」と云っているのを読み、やや慰められた。指揮者だってわからないのだ。

「(第7番の)音楽に整合性を求めるのをやめ、音楽そのものに耳を傾ける」のがいい。

電車で窓外の風景に移り変わりを見るように、音楽の移り変わりを聴く。これで聴き方が決まった。

おかげで長さを感じることもなく、”無事に”聴きおえた。体調も良くなった。

これでマーラーの交響曲第1番~第9番+「大地の歌」と全曲制覇で結願した。1年間で聴きおえたのだから、東京の音楽事情は優秀である。

演奏の可否については何も云えない。N饗は優秀だ。

コントラバスを左側に配置していた。左前方の座席だったので、コントラバスの太ったお姐さんが真正面に見えた。この人がいないと、N饗は”重み”がなくなる。

月報を眺めると、12月定期公演が調整中ということで空白になっている。普通なら、シャルル・デュトワの指揮だが、例のセクハラ問題の余波である。

4月はブロムシュテットの指揮だが、ピアノがマリア・ジョアン・ピレシュである。ピレシュは引退声明を出していたように記憶するが、どうなっているのか? いずれにしても、これが最後か。

(追記)

マーラーの交響曲で積極的に聴きたくなるのは、第1番と第8番である。

第1番は、ケント・ギルバート=都響の演奏会があるので楽しみだ。(7月)

第8番は、規模が規模だけに今年は無理かと思っていたが、井上道義=読響で演奏される。(10月)

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