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鈴木雅明=BCJ 第九演奏会 [音楽]

2021/12/16 19:00~ 東京オペラシティ・コンサートホールで、鈴木雅明=バッハ・コレギウム・ジャパンの「合唱」を聞く。ソプラノは中江早希、アルトは藤木大地、テノールは宮里直樹、バスは大西宇宙。

オペラシティのクリスマスツリー。昨年も見たはず。昨年はオペラハウスでバレエ「くるみ割り人形」を見たのだった。その時は、来年はどうかと危ぶんだが、どうにかこうにか、今年も生き延びることができた。またまた、来年はどうか?と思う。そういう歳になった。

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コンサートホールにもクリスマスツリーのオブジェが飾られていた。

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12月は「合唱」の月だが、ピリオド系の「合唱」を聞くのは初めてだった。出だしが頼りなくて、どうなるかと思ったが、数分で耳が慣れた。

第2楽章が秀逸で、これほどリズミカルな演奏を聴いたことがない。心配した第3楽章もスイスイと演奏し終えた。

第4楽章は、合唱が30人だったが、人数はこれで不足感がない。ソリストは、第4楽章の途中から舞台に登場した。バスの大西宇宙は歌いながら舞台の中央まで歩いたが、これはよかった。声も迫力十分だった。

「合唱」といえば、なんといってもフルトヴェングラーの指揮するものが一番だが、ロマン的情感を取り除くと、この曲はどういう曲になるのだろうか?

この鈴木雅明の指揮を聴くと、「合唱」は行進曲のようである。確かにこの曲にはそういう要素がある。結局、大行進曲を聴いたような感動を覚えた。これは珍しい経験といわなければならない。

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