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東京都交響楽団演奏会 [音楽]

2022/05/25 水曜日 14時~ 

小泉和裕指揮の東京都交響楽団の演奏会を聴く。平日の昼間だったが、閑人が多いらしい。

前半が清水和音独奏で、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番。コンサート・ガイドではピアノはニコライ・ルガンスキーとなっていたが、清水和音に変更された。ロシア人演奏家を排除したということだろうか。

今年既に清水和音のラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を聴いている。指揮は大友直人だった。クセのある指揮者なので、小泉和裕との共演は期待していた。しかし、思ったほどの出来栄えではなかった。情感盛り上がらず。

これは後半のチャイコフスキーの交響曲第4番についても云える。音は十分に鳴り響いているのに、淡泊に聞こえた。どうなっているのか? 

自分の体調が悪かったのかもしれない。無理してホールまで出かけて聴くこともない、と思うようになっている。音楽を聞くには、それなりの体力が要る。

家でCDを聴けばいい。だいたい全部聴くことはなく、途中で居眠りしてしまうが。





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NHK交響楽団定期演奏会 [音楽]

2022/05/15 日曜日。14時~ NHK交響楽団の演奏会を聴く。コンサート通いもそろそろおしまいにしようと思っている。最近、NHK交響楽団の演奏会を聴いていなかったので、聴き納めのつもりで出かけた。

指揮は、マレク・ヤノフスキ。

プログラムは、前半がシューマンのヴァイオリン協奏曲で、後半がシューベルトの交響曲第8番だった。両方とも遺作であることが共通する。

シューマンのヴァイオリン協奏曲は、作曲されたのが1853年で、初演は84年後の1937年。ナチス全盛時代で、一大文化イベントになったらしい。

その割には、演奏される機会が少ない。

独奏は、アリョーナ・バーエワで、ロシアの演奏家である。ロシアのウクライナ侵攻以来、ロシアの演奏家を排除するのかどうか、主催者は悩むところだろう。

やや線が細いように聞こえた。第1楽章はともかくも、第2楽章は弱かった。線が細いヴァイオリニストかというと、アンコールはバリバリ弾いたのだから、どうなっているのか。

後半のシューベルトは、硬派の演奏で、どっしりとした構築感には圧倒された。フィナーレは興奮した。N響は軍隊的なオケで、こういう指揮には向いている。



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