（上恩田）杉山神社

（上恩田）杉山神社まで出かける。こどもの国線･恩田駅から徒歩で１０分ほど。台地の上に鎮座していた。

長津田駅と恩田駅の間を恩田川が流れている。鶴見川の支流である。杉山神社をつくった氏族は、鶴見川の川沿いを開拓していったという。

（上恩田）杉山神社が高台にあるのは、洪水被害から免れるためだろう。鶴見川は暴れ川で、頻繁に洪水を起こした。支流の恩田川も同じだっただろう。

境内には由緒板もなく、どういう神社であるのかは不明である。祭神は、五十猛命か日本武尊だろう。

このあたりは、かっては畑だったのではないだろうか。こどもの国線が開通し、団地が形成された。今では団地の中に鎮座する形だ。

道路の向いは公園だった。

子供の大きな声がした。

私は、戦後に育った。公園はなかった。記憶にない。その代わり、空き地はいっぱいあった。空き地で遊んだものだ。草ぼうぼうの原っぱがあれば、昆虫取りも楽しめた。子供は遊びの名人である。何もなくても、遊びを発明したものだ。

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