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NHK交響楽団定期演奏会 [音楽]

2022/05/15 日曜日。14時~ NHK交響楽団の演奏会を聴く。コンサート通いもそろそろおしまいにしようと思っている。最近、NHK交響楽団の演奏会を聴いていなかったので、聴き納めのつもりで出かけた。

指揮は、マレク・ヤノフスキ。

プログラムは、前半がシューマンのヴァイオリン協奏曲で、後半がシューベルトの交響曲第8番だった。両方とも遺作であることが共通する。

シューマンのヴァイオリン協奏曲は、作曲されたのが1853年で、初演は84年後の1937年。ナチス全盛時代で、一大文化イベントになったらしい。

その割には、演奏される機会が少ない。

独奏は、アリョーナ・バーエワで、ロシアの演奏家である。ロシアのウクライナ侵攻以来、ロシアの演奏家を排除するのかどうか、主催者は悩むところだろう。

やや線が細いように聞こえた。第1楽章はともかくも、第2楽章は弱かった。線が細いヴァイオリニストかというと、アンコールはバリバリ弾いたのだから、どうなっているのか。

後半のシューベルトは、硬派の演奏で、どっしりとした構築感には圧倒された。フィナーレは興奮した。N響は軍隊的なオケで、こういう指揮には向いている。



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