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3月20日 都響定期演奏会 [音楽]

2018年3月20日。19時より東京都交響楽団の定期演奏会を聴く。指揮はエリアフ・インバル。

プログラムは1曲のみ。ショスタコーヴィチ交響曲第7番である。終了も早くて、20時20分にはホールを出た。

この日は寒くて、上野の桜も2分咲き程度だった。翌日の21日には雪まじりの天気になったぐらいだった。

ショスタコーヴィチ交響曲第7番は対ナチスのプロパガンダ音楽として無視されてきたが、再評価されてきたのか、去年はヤルヴィ=N響が演奏し、今年はこの演奏会ということである。歴史の淘汰を経たということだろう。

普通の交響曲として聞けばよく出来た曲で、なんとなく、第5番に似ている。第1楽章はボレロで、都響も気持ちよく盛り上げていた。

この演奏会の前に東京ニューシティ管弦楽団の演奏会を聞いたが、音の艶が全然違う。都響の優秀さが分かる。インバルの指揮は自由闊達である。もう80歳だから、評価を気にしない年齢なのだろう。

若ければ、評価が悪いと、メシの食い上げになってしまう。生活に関わるから、慎重にならざるを得ない。


(話ははずれるが、「音楽の友」の苦手な作曲家というアンケートを読むと、マーラーが第1位。次がブルックナー、シェーンベルクと続く。バルトークやプロコフィエフも納得できる。意外なのはドビュッシーだね。段々と気分が落ち込んでくるからか。いいと思っても、拍手する気になれない作曲家だ。

苦手の作曲家の中にショスタコーヴィチが入っていないのが不思議だ。高音がキーキー聞こえるのが苦手だという人もいる。慣れるのに時間がかかる。)

インバルの指揮は第1楽章と第4楽章を豪快に盛り上げていた。ヤルヴィ=N響はもっと端正だったと記憶する。

もちろん拍手喝采だったが、最近は事前に「指揮棒が下りるまでは拍手しないでくれ」という場内アナウンスがあるので、少し拍手まで間があった。この曲に関して言えば、やや間が抜けた。終わったら、すぐ拍手したかった。




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観世能楽堂 狂言風オペラ「フィガロの結婚」 [音楽]

3月19日。観世能楽堂で狂言風オペラ「フィガロの結婚」を見る。

観世能楽堂がどこにあるかを知らなかった。”GINZA SIX”の地下3階にある。

銀座は滅多に行かないところだ。今浦島だ。

GINZA SIX。もとは松坂屋だったと思う。

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地下3階に観世能楽堂がある。場所は分かりにくい。

狂言風オペラは2002年から始まったという。歌のないオペラである。

モーツァルトの管楽8重奏版の「フィガロの結婚」をバックに、狂言、文楽、能のコラージュで見せる。

合うのかなと思ったが、これが意外といける。笑えた。人形のアルマヴィーラ伯爵(中将 在原平平)が大活躍で、人間様を喰ってしまった。

タグ:観世能楽堂
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