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3日 サントリーホール 都響演奏会 [旅行]

3日14時から東京都交響楽団の演奏会を聴く。指揮はハンヌ・リントゥ。ほぼ満席だった。

六本木一丁目の駅に警察官が立っていた。トランプ大統領関連の警備だろう。

曲目はベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲(Vn:ヴェロニカ・エーベルレ)とシベリウスの交響曲第2番。

ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲はオケは雄弁だったが、肝心のヴァイオリンは線が細いというのか頼りなかった。部分的には美しいところもあったので、第2楽章に期待したが、咳が多くて落ち着かなかった。この人、ソリストとしてのオーラを感じとることができなかった。

シベリウスは骨太の演奏で快演だった。もともとコーダが素晴らしい曲なので拍手喝采間違いなしだが、都響もガンガン鳴り響いて、日頃の鬱憤が晴れる?演奏だった。

今年はフィンランドの独立100年の年で、これからシベリウスが演奏される機会が増えるだろう。ロシアの自治領だったフィンランドはロシア革命の時に独立した。1917年12月6日に独立宣言を発表した。独立宣言を出したところで外国が承認しないと独立したことにはならない。今回のスペインのカタルーニャ州の独立宣言を考えても、独立するのは容易ではない。

ロシア・ソヴィエト政府がフィンランドの独立を承認したのは1918年1月4日である。しかし、その後フィンランドは内戦状態になり1918年5月まで続いた。

日本がフィンランドを承認したのはずっと遅れて1919年5月23日である。


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