四国巡礼⑤ 最終日

２０１５．３．１４　　四国八十八カ所霊場巡り第１回目の最終日。最終日だと思えば元気が出てくる。現金なものである。

この日も天気は晴。

＜第３１番･竹林寺＞

浦戸湾を望む五台山公園にある。

五重塔があるが、この塔は建設中に台風に遭い、少し傾いているのだそうである。将来は、ピサの斜塔のようになるかどうか…。

境内は苔が美しい。苔寺である。

＜第３２番･禅師峰寺＞高台にある。

ビニールハウスがあるが、主に茄子を育てているという。

本堂。

本堂は多くの寺は同じようなもので、記憶がうすい。特徴のある境内とか周辺の景色が記憶に残る。

禅師峰寺の場合、境内に特徴がある。奇岩の寺だからである。

＜第３３番･雪蹊寺＞

長宗我部元親の法名にちなんで雪蹊寺という寺名になった。隣に元親を祀る神社がある。

長宗我部元親は、お遍路の寺を焼きまくった悪玉のはずだが、最近は、人気が出てきたという。時代によって評価は変わる。


＜第３６番･青龍寺＞

番号が飛んで、第３６番の青龍寺を参拝。高知空港へのアクセスを考えてのことだ。

辺鄙なところにある寺だが、近くに明徳義塾高校がある。本来なら通学などできない全寮制の高校だが、最近は高知市内からのスクールバスができて、通学生も１割程度いるという。生徒が集まらないのだろう。

横綱だった朝青龍は明徳義塾高校の出身で、四股名はこの青龍寺からとったものである。


＜第３５番･淸滝寺＞

ここでやっと花を見る。雪割桜が満開だった。お寺の桜はいい。

＜第３４番･種間寺＞

お寺らしくない入口。これで､前回のことを思い出した。前が畑である。

今回の旅行のラストということで､本堂にあがり、勤行する。

ウアーッ終わったという気も起きなかった。疲れてボンヤリした。悩みを感じない。感じる元気もない。これがお遍路の効用だろうか。