御厨人窟

徳島方面から室戸岬へ向かう途中に御厨人窟（みくろうどくつ）がある。弘法大師･空海の修行の地である。

修行中の住居としたのが御厨人窟である。悟りを開いたのがその隣にある神明窟である。

左側の鳥居が御厨人窟で、右側の鳥居が神明窟である。

神明窟は落石のため、現在では入れない。

この洞窟から空と海を見て、空海と名乗ったとされている。

ここで求聞持法の修行をした。虚空蔵菩薩の御真言を百万遍唱えるのである。

虚空蔵菩薩の御真言。

「のうぼう　あきゃしゃきゃらばや　おんありきゃ　まりぼり　そわか」である。

舌を噛みそう。これを百万遍。

今でもこれを修行している人がいるらしい。

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