DVD「ロス市警犯罪ファイル」続き [映画]
「ロス市警犯罪ファイル」ボックス、全20話を見終える。「ドラグネット」という邦題でテレビ放送されていた。懐かしい人も多いだろう。
フィルムの状態は良くない。初期のビデオ程度の画像である。おまけに技術的な問題だろうが、画面が飛ぶ。動きが激しい場面だと、それが気になる。
ということで、神経質な人には向かない。
それでも見通すことができたのは、このテレビ映画はもともとがラジオドラマだったからだ。セリフ主体で激しいアクションシーンが少ない。
実際に起きた事件をセリフを積み重ねて描いている。セミ・ドキュメンタリー・タッチである。この事件が面白いものが多い。
冒頭に、この映画は実際の事件に基づいているが、登場人物はすべて仮名であると字幕が出る。
ついで”This is the City …”というジャック・ウェッブのナレーションが入り、ロスの光景が映し出される。
子供だった昔を思い出す人も多いだろう。
ラストは、ほとんどは裁判所での判決で終わる。死刑が執行されたとか服役中という字幕が出る。
テンポは小気味いい。爽快である。
第9話の「過ちの代償」が特に印象に残るが、素晴らしい演技を演じた女優の名前がわからない。キャストもスタッフも一切紹介されていないからだ。
画像には難点があるが、昔このテレビ映画に熱中した人には奨められる。
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