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毛沢東ブーム [雑感]

中国では、毛沢東ブームなんだそうである。これには考えてしまう。

毛沢東が現代中国の建国の父であることは事実である。しかし、その後のことを考えると、いかに評価すべきなのか。マル・バツでは答えられない。

大躍進運動、文化大革命など内政面の失政が多すぎた。被害もまた膨大だった。

とはいえ、毛沢東批判をすると、中国共産党の正当性が失われる。毛沢東は中国の「国の象徴」である。日本の天皇陛下と同じだ。批判すれば、国のアイデンティティが失われる。

毛沢東支持が多いのは、現代中国の格差がバカでかくなっているからだろう。現指導部に対する不満が毛沢東ブームになっているらしい。原点に帰ろうということだ。

一昨年の反日暴動ももとは指導部批判で、指導部批判は許されないが、反日暴動は許される。

日本はかなわないが、考えてみると、これは逆利用できる。

つまり、反日暴動を起こすように仕向ければいいのである。靖国神社を参拝するのもよし、歴史認識をむしかえすのもよし、である。領土問題でもよろしい。

反日暴動を強大化し沸騰させたのち、それを中国指導部に対する批判に転化させるのだ。もちろん、民衆に対する下工作は必要だ。日本政府はそういう工作をしているだろうか? やってないだろうな。アメリカはやっているだろう。

中国に進出している日本企業は無茶苦茶になるだろうが、それはしょうがない。自業自得だ。
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