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「胸に輝く星」(アンソニー・マン) [映画]

アンソニー・マンの西部劇は面白い。ジェームズ・スチュアートとのコンビ作品は有名だが、これは1957年の作品である。

出演は、ヘンリー・フォンダとアンソニー・パーキンス。脚本が「駅馬車」のダドリー・ニコルズ。音楽はエルマー・バーンスタインと錚々たるものだ。

元保安官が新米の臨時保安官に保安官の心構えを教育する点が珍しい。日本の時代劇の剣術指南と同じ趣向だね。

リンチ集団と化した暴徒にどう対処するかというラストは面白かった。リーダーを狙えということに尽きるが、これは暴徒集団に対処するときの基本的心構えだろう。今でも通じる。

アンソニー・マンの演出は、冒頭の賞金稼ぎが町に入ってくるときのただならぬ描写をはじめ、スキがない。

1960年代に入り、70ミリの大型映画を演出して消耗してしまったのは残念だ。
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