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ルスティオーニ=都響 定期演奏会 [旅行]

2018/06/04  ダニエーレ・ルスティオーニ=東京都交響楽団の定期演奏会を聴く。19時~21時。

オケの演奏会はあまり聴く気にならなくなったが、ルスティオーニ目当てである。この指揮者の才能を買っている。

プログラム。

①「フィガロの結婚」序曲
②ヴォルフ=フェラーリ ヴァイオリン協奏曲(独奏はルスティオーニの妻のフランチェスカ・デゴ。) アンコール:パガニーニ 24のカプリースより第13曲。
③リヒャルト・シュトラウス 交響的幻想曲「イタリアより」

ルスティオーニは動きの激しい指揮者で、飛んだりしゃがみ込んだり熱血指揮だった。ステージの後ろの席で見た方が面白そうだ。

「フィガロの結婚」は当世では珍しいフルオケの分厚い音で勢いのある演奏をしていた。ムーティ二世だと思う。

ヴォルフ=フェラーリのヴァイオリン協奏曲は初めて聴いた。聞きづらくはないが、面白くもない。ダラダラと締まりなく続いたように思えた。

フランチェスカ・デゴについてはなんとも言えない。この演奏会のあと、神奈川の湘南で3回、ソロ・リサイタルを開く。旦那のルスティオーニの指揮は、この日の1回だけ。どうなっているのか? 今年は聞けそうもない。来年はどうか。

リヒャルト・シュトラウスの「イタリアより」は、面白い曲とも思えない。CDは入眠にもってこいで、終わりまでマトモに聞いたことがない。

しかし、ルスティオーニの指揮で眠ることは難しい。ガンガン鳴らしていたから。都響も豪勢な音を出していた。これぐらいやらないと、この曲はつまらない。人によっては外面的と批判するかも知れないが。


演奏終了の時、もちろん飛び上がったが、飛び上がりついでにくるっと回転して客席の方を向いてしまった。ビックリした。自然に向いたんじゃないね。演出だ。

隣の席のイタリア人がブラボーと叫んだ。イタリア大使館の応援かね?


イタリア人指揮者はいい。ネクラじゃないから。

来年、聞ける機会があったら、ステージの後ろの席のチケットを買う。

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