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1月20日 都響定期演奏会「トゥーランガリラ交響曲」 [音楽]

1月20日。14時より、東京芸術劇場で、東京都交響楽団の定期演奏会を聴く。指揮は、大野和士だった。ピアノがヤン・ミヒールス、オンドマルトノが原田節。

指揮者の前面にピアノとオンドマルトノが置かれたので、指揮者の大野和士は上半身だけしか見えなかった。

プログラム。

➀ミュライユ…告別の鐘と微笑み…オリヴィエ・メシアンの追憶に
➁メシアン「トゥーランガリラ交響曲」

①はピアノソロの小品で、4分ほどの作品。従って休憩なく、トゥーランガリラ交響曲の演奏が始まった。

トゥーランガリラ交響曲は全10楽章、演奏時間は75分程度。メシアンの代表作である(という。)

正直にいって、第3楽章、第4楽章でかなりかったるくなった。第5楽章の終結部が壮大で、これで耳が生き返った気がする。第6楽章は美しい。7,8,9楽章は”神妙”にきいた。他の人を見たが、神妙な顔をして聞いていた(気がする。)

第10楽章は、「アッシジの聖フランチェスコ」と同じく、壮大な音の山を築き上げた。都響もフル稼働していたのではないか。

こういう演奏をきくと、わざわざ高い金を出して外国のオケをきく必要もないと感じる。外国のオケのチケット代で、日本のオケなら3回か4回聞ける。コストパフォーマンスを考えてしまうところだ。

この曲のデータを見ると、初演は1949年で、初演者はバーンスタイン=ボストン響だったというのは意外である。録音好きのバーンスタインはなぜこの曲を録音しなかったのだろう。その代わりというのか、弟子の小澤征爾が録音している。




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