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2016.11.20 「ラインの黄金」 [音楽]

2016年11月20日。16時~18時40分。サントリーホールでワーグナーの「ラインの黄金」を聞く(観る)。

指揮はクリスティアン・ティーレマン、管弦楽はドレスデン・シュターツカペレ。

ステージ後方の座席に小さな舞台を設置して上演した。歌手が立ったまま歌うというコンサート形式ではなかった。ともかく休憩なしで2時間40分である。腰も痛くなるが、それよりも途中から思考力も感性も麻痺して呆然と聞く羽目になった。小さな舞台だったが、第3幕は、大蛇と蛙が出てきて笑えた。

ワーグナーは独善的である。だから、気に喰わないといいたいところだが、やはり天才だからね。

先日ウィーン国立歌劇場の来日公演で見た「ワルキューレ」が「リング」の第1夜で、この「ラインの黄金」が、その前の序夜になる。「ワルキューレ」で理解しがたい箇所があり、それはこの「ラインの黄金」を観れば氷解すると思っていたが、全然わからなかった……。

この「ラインの黄金」と「ワルキューレ」がどう繋がるのか。ヴォータンとフリッカは共通するが。

音楽的には「ワルキューレ」の方が優れている。「ラインの黄金」はこなれていない。「ワルキューレ」は何度も観たくなる作品である。

ドレスデン・シュターツカペレはフル編成で、コントラバス8本、ハープも6台。舞台いっぱいに楽団員がいた。歌手は後方の舞台で歌うわけで、普通なら声が届かない。PAを使ったはずである。

オケの重量感はたいしたものだったが、粗いところもあった。

(ヴォータン)ミヒャエル・フォッレ (ドンナー)アレハンドロ・マルコ=ブールメスター
(フロー)タンセル・アクゼイベク (ローゲ)クルト・シュトライト (アルベリヒ)アルベルト・ドーメン (ミーメ)ゲアハルト・ジーゲル (ファーゾルト)ステファン・ミリング 
(ファフナー)アイン・アンガー (フリッカ)藤村実穂子 (フライア)レギーネ・ハングラー
(エルダ)クリスタ・マイヤー (ヴォークリンデ)クリスティアーネ・コール (ヴェルグンデ)サブリナ・ケーゲル (フロスヒルデ)シモーネ・シュレーダー
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