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ウィーン・フォルクスオパー「メリー・ウィドウ」 [雑感]

ウィーン・フォルクスオパー公演「メリーウィドウ」。5月27日。東京文化会館。18時半~21時15分。

ビスタサイズだな……。

なんのことか言うと、舞台の大きさ。文化会館のステージは横長である。オペラ公演には不都合だ。左右と上をを暗幕で区切り、四角い舞台にする。

ウィーン・フォルクスオパーの「チャルダーシュの女王」と「こうもり」は縦長で、昔の4:3の映画サイズの舞台だった。

今日も同サイズかと思ったら、ビスタサイズで、やや横長。

舞台のサイズはともかくとして、変わっていたのは、第1部、第2部と分けていたこと。エエッ?と思いましたよ。

「メリー・ウィドウ」は全3幕のオペレッタである。これを半々に区切る。第2幕の途中で休憩がある。どこで区切るのかな、と興味が起きた。

第2幕の男たちの七重唱「女というものは各人各様」で第1部は終わった。第2部は女たちの歌う「男というものは……」で始まる。同じメロディーで、本来は対になっているんだが。

夜の公演はこういう次第だったが、昼の公演(28日、29日)も同じなのかと気になる。昼なら、遅くなってもかまわないはずだが。

舞台のセットは第1幕~3幕を通して同じ。小道具は目の前で出演者が移動させていた。衣装は第1部は同じで、第2部の第3幕部分は衣装替えあり。第3幕前に間奏曲あり。

「メリー・ウィドウ」はオペレッタの人気曲だから、舞台についてはいうことはない。「こうもり」は快活だったが、「メリー・ウィドウ」は甘美この上なく陶酔的である。一幕の夢を奏でる。ホールの中で酔うものらしい。

文化会館の外に出ると、すぐ忘れてしまったのはどういうことか。頭の中に流れる曲は「こうもり」のメロディーだった。帰宅するまで同じだった。

(データ)

指揮:アルフレート・エシュヴェ

演出・美術:マルコ・アルトゥーロ・マレッリ

ハンナ・グラヴァリ:ウルズラ・プフィッツナー

ダニロ:マティアス・ハウスマン

ヴァランシエンヌ:ユリア・コッチー

ロシヨン:ヴィンセント・シルマッハー


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