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2016年4月29日 みなとみらい [雑感]

4月29日。みなとみらい。日本丸が帆を広げていた。珍しい光景である。

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みなとみらいホールへ行く。読売日本交響楽団演奏会。ホリデー名曲シリーズ。

開演14時。指揮はラハフ・シャニ。

①メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 独奏:佐藤俊介。シンプルな曲のシンプルな演奏。スルスルしててソーメンを食べているようだった。何の感興も起きず。

(アンコール)バッハ 無伴奏パルティータ第1番からアルマンド。

余計に何にも感じなかった。来月は庄司紗矢香の無伴奏ヴァイオリン・リサイタルを聴く予定である。考えただけで頭が痛くなってきた。


②マーラー 交響曲第1番。指揮のラハフ・シャニは1989年生まれ、まだ26歳。24歳でマーラー国際指揮者コンクールで優勝。26歳だとまだ指揮者の世界では小便小僧である。

どうなのかな?と思っていたが、抜群の出来栄えで、えらく興奮した。他の曲はともかく、マーラーの第1番に関しては未熟さは感じなかった。

メンデルスゾーンと違い、マーラーの曲は精神分裂症的、ゴテゴテと装飾した奇怪な曲というイメージだが、これはこれで非常に魅力があると再認識した。CDではわからないところがある。ホールできくべき音楽だ。世の中が騒擾として落ち着かなくなればこういう曲でないと感興が起きないのかもしれない。
マーラーの曲の中では編成は小さい方だろうが、それでもステージに並ぶ楽団員数は多い。(アルバイトもいたのかな。)読売日本交響楽団も熱演で、オケの実力を示していた。

ラハフ・シャニの今後に期待したいが成熟するのは難しい時代だ。今は音楽界も若くて売れっ子になり、全世界を飛び回るので時間がない。消耗品になってしまう。

次に来日するときに聴きに行こう。他の曲を聴きたい。

いい演奏会のあとは体の血の巡りがよくなる。体が熱くなるかどうかで演奏の良しあしを判断している。非常に原始的な方法だ。帰宅しても余韻が残っていたのだから、申し分がない。

みなとみらいホールを出たのが16時。日本丸の帆は畳まれていた。

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