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「銃弾」(レスリー・セランダー) [映画]

猛暑で外出かなわず、家でDVDを楽しんでいる。先日購入したコスミックの西部劇コレクション”アパッチ族の最後”編は、いわゆる昔の西部劇らしい西部劇が収録されていて楽しめる。これが西部劇だ! 税込で1620円だから、この巻はお買い得である。

NHK-BSで放映される西部劇は、先住民(インディアン)差別のものは除かれるから、炭酸の抜けたコカ・コーラのようなものだ。ああいうのは西部劇の残骸です。

さて、今日見たものは1943年製作という「銃弾」である。監督はレスリー・セランダー。聞いたことがあるが、具体的な作品名を思い出せない。主演は、リチャード・ディックス。この俳優も知らない。女優は、ジェーン・ワイアット。映画女優としてよりも、テレビ映画の「パパはなんでも知っている」シリーズで、母親を演じていたので記憶に残る。

脇役に、リー・J・コップとヴィクター・ジョリーと曲者役者を揃えているので、映画が引き締まる。

鉄道開拓にまつわる物語で、駅馬車の利権を守ろうとする者達との戦いを描く。最後の銃撃戦は派手で、題名はここから来たのだろう。子供の時は喜んだだろうなぁ、と思う。

音楽は、ヴィクター・ヤング。映画音楽の名手だった。もっとも有名なのは西部劇の「シェーン」であろう。雪村いづみの歌を思い出します。「八十日間世界一周」でアカデミー賞音楽賞を受賞したが、既に故人であった。過労により命を縮めたという。

この映画でも、シンフォニックな素晴らしい音楽を付けている。いい映画音楽に出会うのも嬉しい。

映画には色々な楽しみがある。監督の演出に感嘆する場合もあれば、俳優に惚れる場合もある。カメラの美しさに酔う場合もあるし、いい映画音楽を聞く喜びもある。
タグ:銃弾
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