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「わが恋せし女優たち」(逢坂剛・川本三郎) [本]

2014年3月出版。

逢坂剛が1943年生まれ、川本三郎が1944年生まれ。

ということで、二人が少年時代(1950年代、60年代)に憧れ、惚れ込んだ女優の思い出を語る。大女優は少なく、マイナーな作品のマイナーな女優が多いのが嬉しい。

私も、二人とほぼ同世代で、1050年代は映画少年だった。

異なる点は、お二人は、その記憶を保持し、雑誌やDVDを漁っていることである。私は、ほとんど忘れてしまったし、雑誌や写真も捨ててしまった。

こういう本を読むと、マニアというのは楽しいと思う。

この本の写真を見て、どうにか、思い出せるところがあり、失われた記憶が甦った。結構、これは楽しい経験である。

昔胸をわくわくさせた思い出がよみがえると、ホンワカとした気分になる。これは思わぬ効用だった。

1950年代、60年代に映画少年だった人は、思い出を甦らせるためにも、一読を勧める。
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