DVD「地獄の戦場」 [旅行]
1950年作品。主演は、リチャード・ウィドマーク。監督はルイス・マイルストン。「西部戦線異状なし」を監督した監督である。「西部戦線異状なし」はアカデミー賞作品賞&監督賞を受賞している。
重たい作品になるのはやもうえないか。
1950年といえば、朝鮮戦争が始まっていた。マッカーシズムが吹き荒れた年である。
舞台は第二次世界大戦下の南太平洋の島。アメリカ海兵隊がその島に上陸する。
冒頭、怖くて上陸できないという兵隊が描かれている。もとは吃りだったが、吃りを克服した青年である。この青年が戦功を得るのかと期待したいところだが、最後は泥まみれで死ぬ。
リチャード・ウィドマークの少尉も偏頭痛という病にかかっていて、薬を服用しながら指揮をとる。
ということで、全然英雄譚になっていない。リチャード・ウィドマークは、ラストで薬を捨てるが、偏頭痛を克服したとは見えない。
話の眼目は、日本軍のロケット弾発射基地をいかに見つけるか、ということにある。推理的要素もからむ。
最後は戦意高揚で盛り上げているが、1950年という時代の状況を考えれば、こうせざるを得なかった。
戦争を生き延びた者は、戦争の恐ろしさを語り継ぐ義務がある。これが映画の中のセリフだが、その後の推移や現代の状況を考えると、空しいと思わざるを得ない。
重たい作品になるのはやもうえないか。
1950年といえば、朝鮮戦争が始まっていた。マッカーシズムが吹き荒れた年である。
舞台は第二次世界大戦下の南太平洋の島。アメリカ海兵隊がその島に上陸する。
冒頭、怖くて上陸できないという兵隊が描かれている。もとは吃りだったが、吃りを克服した青年である。この青年が戦功を得るのかと期待したいところだが、最後は泥まみれで死ぬ。
リチャード・ウィドマークの少尉も偏頭痛という病にかかっていて、薬を服用しながら指揮をとる。
ということで、全然英雄譚になっていない。リチャード・ウィドマークは、ラストで薬を捨てるが、偏頭痛を克服したとは見えない。
話の眼目は、日本軍のロケット弾発射基地をいかに見つけるか、ということにある。推理的要素もからむ。
最後は戦意高揚で盛り上げているが、1950年という時代の状況を考えれば、こうせざるを得なかった。
戦争を生き延びた者は、戦争の恐ろしさを語り継ぐ義務がある。これが映画の中のセリフだが、その後の推移や現代の状況を考えると、空しいと思わざるを得ない。
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