スパで

スパの脱衣所で､二人の人が話しあっていた。

趣旨は、いくら温泉で体を温めても痛みが消えない、ということである。

それは、加齢による体の衰えである、といいたかったが、横から口をはさむことではないので黙っていた。

やはり、冬の寒さは堪える。体が冷えるだけではない。心も冷え込む。考えることは､気が滅入るようなことが多い。見通しが悲観的である。

厭世観というのだろうか。気落ちして自殺する者が出るのも納得がいく。精神安定剤でも服用した方がいいのではないかと、思いたくなるときがある。

悲観的になれば、ブログも書けない。書いてもアップする力が出ない。

今日、こうやって書いてアップするのは､精神的にややゆとりがあるからだ。昨日、スパに行き、マッサージを受けたから、開放感がある。マッサージの効果は､２日ぐらいは続く。

スパに行き、温泉に浸かるだけでは開放感は出ない。マッサージが必要である。他の人はどうなのかわからない。

当たり前のことだが、他人の身体の状態も､心の状態もわからない。きいたにしても､人間には見栄があるから、苦しいということはいわないだろう。

他の人はどうなんだろうと思うことがしばしばある。

加齢による体の衰えはきつい。特に男にとっては耐えがたい。女性の方が耐えやすいだろうということは推測がつく。