大貫駅

大貫駅は、内房線の駅の一つである。木更津駅から３つ目。内房線の運行事情はよろしくない。地方路線に乗るときの忍耐力が必要である。

本数が少ない。大貫駅の上り電車は、１３時台は１本、１４時台も１本。１５時台はゼロ。

２時間に１本、３時間に１本のローカル線よりはマシである。電車はスムーズに運行されるわけではなく、駅ごとに数分ずつとまる。

こういう運行状態になる理由がわからない。かって山陰本線の普通電車に乗ったとき、駅ごとに１０分、１５分と停まって閉口したことがある。

当時の私は、いまほどの忍耐力もなかった。イライラしたものである。

函館本線に乗って、長万部から鹿部駅に行こうとしたとき、途中の森駅で４０分待ったことがある。慣れた人は、ここで下車して、森駅名物のイカめしを食べに行った。ローカル線の楽しみともいえる。

電車に乗ったら、目的地までできるだけ早く行こうというのは、都会人のビョーキである。

どこの半島もそうだが、半島は過疎化している。房総半島も例外ではない。


（大貫駅）

（大貫駅前）

小さなパチンコ屋があったのだが、閉店していた。パチンコ産業も大規模化し、小さなパチンコ屋は閉店を余儀なくされる。地方へ行けば、閉店したパチンコ屋の建物をよく見かける。

（きみしん）

目立つ建物。新しさを感じさせるものは、この建物だけだった。何をイメージして、こういう建物を建てたのだろう？

岩瀬不動尊へ行く途中のシャッター商店。

この土地の人は、どこへ買い物に行くのだろうか？

そういえば、コンビニも一軒も見なかった。

住宅地の家の造りは古めかしい。瓦屋根ばかりである。

途中、目立った建物。

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