SSブログ

岩瀬不動尊 [旅行]

岩瀬不動尊・最上寺は、関東三十六不動霊場の第32番札所である。JR内房線・大貫駅から歩く。

神奈川から房総半島へ行くのは大変だ。アクアラインが開通する以前はフェリーを利用しなければならなかった。

今回は、高速バスで、横浜駅バスターミナル(YCAT)から木更津駅まで行き、木更津駅から内房線で大貫駅でおりた。大貫駅は木更津駅からは3つめの駅だが、時間はかかる。駅ごとに、2分待ち、5分待ちをする。単線区間だからである。

大貫駅でおりて、岩瀬不動尊までは徒歩で20分かかる。以前参拝したときの記憶はまったく役に立たなかった。記憶はウソをつく。そのことを改めて知った。

岩瀬不動尊は塀のないお寺である。

001岩瀬不動尊 (4)a.jpg
001岩瀬不動尊 (5)a.jpg


着いたのがちょうど昼食時だった。普通なら、庫裏があるので、昼食時でもかまわないのだが、あいにくと庫裏は新築中である。仮設の納経所は無人だった。

001岩瀬不動尊 (6)a.jpg


この庫裏は木造である。都市部では認められないものである。ここが都市部ではないという証明になる。

住職さんが来るまで、寺を一巡する。階段をあがり、観音堂へ行く。

001岩瀬不動尊 (8)a.jpg


ご覧の有様で、背後の丘が崩れてしまった。

上にのぼる。上から見下ろすと、こういう様子だった。 ↓

001岩瀬不動尊 (20)a.jpg


あとで、住職さんの話をきくと、大震災の時から地盤が緩んでおかしくなっていた。それが大雪で崩落したという。大きな桜の木があったが、それが倒れたという。

観音堂は無事だったので、いずれ修理はするが、今は庫裏を新築する方が優先です、という話。

死者が出た成田山横浜別院の崩落の話になった。

「あれは結構無理な工事をしていたように思えます。」と私。

「信者の人が高齢化して、丘の上にのぼるのがきつくなったので、エレベーター付きの本堂を造ろうとしていたら、ああいう崩壊事故がおきたのです。高齢者が丘をのぼるのはきつい時代になりました。」

「そうでしたか。丘の上にある墓参りがきつくなって、もう墓参りはやめようかという人も知っています。そういう時代になりました。」

岩瀬不動尊には、開基堂がある。役行者(えんのぎょうじゃ)を奉っている。この寺は、おおもとは役行者が開基したものである。

開基堂。↓

001岩瀬不動尊 (12)a.jpg


この寺の背後は普和山という。修験場であった。

修験者の修行するところといえば、今風にいえば、パワースポットである。なんらかの霊力を感じる場所が修験場になる。しかし、普和山は標高は低い、奇岩もない、滝も落ちていない。

どうしてここが修験場だったのか? 疑問が起きるところである。

背後の普和山にのぼる。東京湾の海を見下ろせる。霊力を感じたとしたら、この光景のためだったのだろう。

001岩瀬不動尊 (19)a.jpg









nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0