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「『貧乏』のすすめ」(ひろさちや) [政治]

ヘンな爺さまが書いたヘンな本。

ひろさちやのいうことは、一言でいえば、世間に従うな、ということである。これは一理あるんですが…。

少欲知足を奨める。これは宗教的倫理だ。

一方で、資本の論理を批判する。この辺は、全共闘的である。1936年生まれ。世代的な思想があるのだろう。

資本の論理があろうとなかろうと、人間は昔っから、強欲だった。ブッダの生きた時代に資本の論理があったというのか。

そんなものはなかった。それでも少欲知足を説いた。

ひろさちやの本は、いい面と悪い面が混じり合って、読後はイライラする。

ひろさちやは、世間を馬鹿にしろ、という。これは当たっている。なぜなら、日本人の価値観には世間しかないからだ。

世間的価値秩序の他に、神の秩序なり、仏の秩序なりを考えようともしない。そういうものがあると思えば、随分、生き方が楽になるんだが…。

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