倉敷 チボリ公園はどこ？

２０１３年１１月９日午後

備中高梁から倉敷に行く。普通電車で３６分。特急なら２３分。距離は短いが、高梁と倉敷では町の様子は一変する。田舎と都市の差である。

倉敷ではチボリ公園を見る予定だった。今から思えば笑い話になってしまう。

倉敷駅前にチボリ公園があることは知っていた。倉敷駅で降りる。と、こんな光景が？

アレまぁ。チボリ公園はどこへ行ったの？

この時点で気がつけば良かったのだが、倉敷＝チボリ公園という固定観念が邪魔をした。駅の反対側だったかもしれないと、北口へ。

ありません。

どうなっている？

駅の観光案内板を見る。チボリ公園のチの字もない。駅の近くではなかったのかと、倉敷周辺の観光案内板を見ても、やはり、チボリ公園は見当たらない。

チボリ公園、消滅。

あのショッピングセンターがチボリ公園だったところに建てられたのかと気がつく。３０分ぐらいたっていた。

チボリ公園跡地は、ショッピングセンターＡｒｉｏｓとイトーヨーカドー、その横に三井アウトレットモール、こういうことになってしまった。

では、倉敷ではどこへ行けばいいのか。予定が立たない。観光案内板を見る。こうなると、ともかくも神社を目指す。美観地区の横に鶴形山があり、そこに阿智神社があることを知る。

阿智神社を目指して歩く。

途中から美観地区に入る。



江戸時代風の町並みが珍しい。一大観光スポットなのだろう。店も多いし、散策する人も多い。土曜日の午後だった。

阿智神社への参道は地元の案内人にきいた。




阿智神社参拝。



その後は美観地区を歩いたが、買い物にも興味がないし、食べ物にも関心がない。モノを買おうとしてもいつ捨てるかを考えてしまうようになっているので、買う気がなくなっている。

うまい食べ物を食べようとはまったく思わない。酒も飲めない。

町の様子を見るのが楽しみなのである。

倉敷駅と美観地区の間にえびす通り商店街がある。駅前に大きなショッピングゾーンができれば、客はいないだろうと予想した。予想通りの寂しさだった。

ここも先細りだ。若い夫婦はＡｒｉｏｓに買い物に行くだろうから、その子の世代にはなおさら商店街には関心がなくなる。

倉敷から岡山空港へのバスは１７時発を予定した。時間があったので、Ａｒｉｏｓへ行き、タリーズコーヒーで休む。スタバはアウトレットモールにあるという案内だったが、そこへ行くまでもなかった。



帰宅してからチボリ公園は２００８年末に閉鎖されたことを知る。５年前だ。リーマン･ショックのあった年である。

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