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映画「真珠の首飾り」(フランク・ボゼージ) [映画]

1936年のアメリカ映画。

監督はフランク・ボゼージ。主演は、マレーネ・ディートリッヒとゲーリー・クーパー。「モロッコ」のコンビ。

製作がエルンスト・ルビッチで、ルビッチ色濃厚のソフィスティケイティド・コメディである。

「恋する女泥棒」と云ったところかな。

パリで首飾りを盗んだ女泥棒がスペインとの国境で検問所を通過するために、ゲーリー・クーパーのポケットに首飾りを入れたことから起こる一騒動を描いている。

しゃれた話で、1930年代の映画の気品を感じる。

ラストは、被害者であるはずの宝石店主と精神科医が花嫁・花婿の介添えになるというオチ。イカしています。

戦前に流行ったソフィスティケイティド・コメディを知るには絶好の作品だ。

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