２０１３年５月６日日誌 長津田 御野立所跡

暖かくなって、家にいるのもなんだし、しかし、出かける気にはなれないという中途半端な気分で午前中を過ごす｡軽い昼寝ののち、長津田へ行くことを思いついた。

新横浜まで歩いたが、アリーナ周辺は派手なミニ姿のギャルでいっぱいで、何かコンサートがあった。１５時半頃だったので、前半の公演が終わったのだろう。帰る人と来る人で大変な混雑だった。ＳＥＸＹ　ＺＯＮＥの公演があったようだ。どういうグループなのか、まったく知らない。

長津田には１６時過ぎに着いた。まず大林寺へ行く。人は一人もいなかった。次いで、王子神社。長津田ではここが一番大きな神社ではないだろうか。神職さんもいた。以前なら、御朱印帳を持って朱印をもらうところだが、朱印趣味はなくなったので、お参りするだけ。

王子神社から大石神社へ。古びた神社で一人も人を見かけず。この神社で休む。風があり、樹木がなびくのを眺めていた。大石神社には在原業平の伝説がある。大石神社を出て、八坂神社へ向かう。八坂神社は神社というにはさびしい。祠のような小ささだ。今の私には、古びて人々に忘れられたようなところが好ましく感じられる。

八坂神社の前に御野立所跡がある。大正時代、昭和天皇が皇太子の時に長津田陸軍大演習をご覧になった跡という。当時は長津田は陸軍の演習場だったようだ。この場所から見ると、確かに長津田一帯を見下ろせる。
日露戦争の戦没者祈念碑もある。各地にこういう祈念碑があるが、誰も注目しないようである。戦後の日本人はかの時代の志を失った。

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