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旅行日誌 2012年10月15日 剣門関へ [旅行]

朝、4時頃目が覚める。睡眠時間は2時間半ぐらいか。旅行初日は緊張感のためか、目が覚めやすい。ベッドの中で、ふくらはぎと内もものマッサージをする。特にふくらはぎのマッサージは効果がある。体に力がみなぎるのが実感できる。

それに便意を催す。便通のツボがあるのかどうかは知らないが、私の場合はそうなる。旅行に行った場合、便秘になるかどうかは重要である。睡眠と排便がキーになる。中国の場合、中華料理には野菜が多く、繊維質が豊富だから、便秘になることはまずありえない。とはいえ、初日は気になる。3泊4日の旅なら、便秘も我慢できるが、7泊8日ではそうはいかない。

結局、朝は3回トイレに行った。添乗員から紙はトイレに流さないでくださいと、注意されていた。水圧が弱く、トイレが詰まってしまうからだ。始末した紙は横のゴミ箱に入れるが、これは馴染めない。不潔っぽい。

8時に成都のホテルを出発し、まずパンダ繁殖センターに向かう。広大な敷地で、カートに乗ることもできるが、往復とも徒歩にした。パンダの顔見せは9時からだった。8匹でてきた。そのあとは幼児のパンダ、生まれたばかりのパンダを見学する。

パンダ繁殖センター見学のあと、綿陽経由で剣門関に向かう。39人乗りのバスに20名が乗る。最前列に座る者だけが指名され、あとは自由席。座席に余裕があるので、1人2座席が多く、余裕があった。長距離のバス移動になるから、これは楽だった。

今日は私が最前列。2座席専有で楽なはずだったが、運転手がよろしくない。ともかく猛スピードで走行する。あとで皆が名付けたあだ名が”F1レーサー”。これでどういう運転だったか想像して欲しい。追い越すたびにクラクションを鳴らす。しかも3回鳴らす。ナビゲーターか何か知らないが、そのたびに警告のメッセージをいう。おまけに助手らしき者がいて、始終携帯を使う。このうるささにまいってしまった。中国人は騒音に鈍感らしい。

添乗員にもいい、現地ガイドにもいったが、運転手はいうことをきかない。後日、これがトラブルになる。

剣門関に行く前にまず翠雲廊に寄った。車中で現地ガイドが三国志の話を説明していたが、これがわかりにくい。このあたりは、三国志を知っていると興味が起きる場所らしい。

翠雲廊は、西安と成都を結ぶ街道である。バスから降りて、岡を登る。歩く者は我々だけだ。途中でアベックに出会ったが、その他には人がいない。

岡の上に張飛の像がある。ガイドの説明を受けてもやはり興味が起きない。ここで中年の男性が1人歩いてきた。多分、公安関係者だろうと予想した。観光地に公安がいる。これは中国旅行の常識だ。監視されているようで気分のいいものではないが、観光客が多ければ気にならない。

岡の上から、柏の木の並ぶ旧街道を歩く。柏といっても日本とは違い、欅のことである。特徴のある木には名前がついている。この街道は、箱根の杉並木と似ている。観光地としては魅力がない。以前は全山欅に覆われていたが文化大革命で伐採され、旧街道沿いだけが残った。文化大革命の爪痕を思う。

翠雲廊から剣門関へ。もう16時になっていた。剣門関は険しい山岳地帯にできた亀裂のような場所である。戦略上の要衝であることはすぐわかる。

ここで疲れを感じた。足が重くなった。これでは先行きが不安だ。

疲れてくるとボンヤリしてきて、風景の印象も薄くなる。バスに戻ったときはホッとした。

綿陽に戻る。地図を見ると、綿陽から剣門関まで往復したことになる。長距離の往復だった。綿陽は人口600万人。駅前のホテルに宿泊。


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