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映画「北西への道」 [映画]

1940年製作。監督はキング・ヴィダー。主演はスペンサー・トレイシーとロバート・ヤング。カラー映画だったらしいが、DVDはモノクロ。テレビ放映された時もモノクロだったと記憶する。

時代が時代である。撮影は1939年だが、ヨーロッパでは第二次世界大戦がすでに始まっていたかもしれない。いずれにしても、戦争の現実がこの映画に影響を及ぼしている。

この映画が描くのは、リーダーとは何か、ということだ。戦時のリーダーに求められる資質を問うている。

聖ローレンス川(今のカナダ領)にある、フランス軍に協力するインディアン部落を襲撃し全滅させる、これが作戦の目的で、レンジャーズ(正規の軍隊ではない。)がメイン州から出撃する。往路も山越え、急流の川越えと苦難の連続だ。

インディアン部落の全滅作戦は虐殺のように見える。気色が悪いというのが私の感想だ。

帰路は、飢えとの戦いになる。ここはリアリティがある。

全編を通し、スペンサー・トレイシーの隊長のリーダー性に魅惑される。挫けそうになる隊員を激励し勇気づける。非常時のリーダーはこうあってほしい。


この映画では、負傷した隊員は置き去りにしていくが、これはアメリカ映画では珍しい。


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