SSブログ

映画「ブラボー砦の脱出」 [映画]

1953年製作。主演がウィリアム・ホールデンとエレノア・パーカー。監督はジョン・スタージェスで彼の出世作。

弓矢は普通相手に向かって放つものだが、この映画では上空に向かって矢を放つのだ。青い空を矢が飛ぶ。やがて、矢は放物線を描きながら、落下していく。落ちていく先は窪地に潜む騎兵隊員達の頭上である。

この発想がユニークで記憶に残る西部劇となった。

頭の上からドドッと矢が落ちてくる恐怖感は忘れられるものではない。

岩山と荒れ果てた砂地の風景が舞台であり、西部劇らしい西部劇といえる。


映画は、昔は映画館で一回しか見ないのが普通だった。だから、映画の流れに乗れば、矛盾は気がつかなかったものだ。

今は違う。DVDで何度も見ることができるし、気になった箇所を確かめることもできる。アラ捜しができる。
この映画にもおかしなところがあるのに気がついたが、指摘するのはやめる。

主演女優のエレノア・パーカーには思い出がある。ハリウッドでも有数の美人女優だった。細面で彫刻的な顔立ちで、かえって冷たい印象を与えた。

日本人が好んだのは、どこか可愛さがある顔だから、人気は出なかった。

私は一回エレノア・パーカーに入れこんだことがある。彼女が主演した「わが愛は終わりなし」に主演していたからで、この映画に夢中になったから、大フアンになったのだ。私が14歳ぐらいの頃だった。

映画がいいと、主演した俳優に惚れる。映画フアンとは、そういうものではなかったろうか。

ネットで調べると、まだ存命しているらしい。1922年生まれだから、今年で90歳になる。どんな顔になっているだろうか……知りたくない。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0