SSブログ

映画「遠い太鼓」 [映画]

1951年製作。監督がラオール・ウォルシュ。主演がゲーリー・クーパー。

1840年のフロリダが舞台だが、これも西部劇として見たと記憶する。陸軍兵とインディアン(セミノール族)の戦いだ。
舞台がどこであれ、インディアンが出れば西部劇と思ったものである。主演がゲーリー・クーパーなら、なおさらだ。

監督のラオール・ウォルシュはアクション映画では著名だった。彼が監督すると、派手なドンパチが展開すると安心できた。

敵の砦を襲撃し、逃走経路を塞がれたので、沼沢地帯に逃げ込む。それを追うインディアンとのアクション場面が連続する。見ていて飽きる瞬間がない。文句の言いようがない。

ツッコミを入れようと思えば、それはできる。

セミノール族から逃れるためにまず枯れ草の草原に逃げ込み、火を放つ。フロリダにああいう枯れ草の草原があるか? 風も吹いていないし、一時であんな大火になるはずがない。おかしい?

ラスト。ゲーリー・クーパーはセミノール族の酋長と水中で決闘する。クーパーは痩せてひょろながで、酋長は筋骨隆々で見るからに精悍だ。これでなぜクーパーが勝てるのか??

沼沢地を240キロ逃げるわけだが、食料はどうしたのか?亀と魚しか食べていないと台詞があるから、これはパスしたとしよう。しかし、飲料水はどうした???

ニューギニア戦線で生き残った古老が話では、おおかたの兵士は水でやられたという。疫病にかかって死んでしまったという。ジャングルでは疫病が命取りになる。この映画ではそれがまったくない。

救出した女性は、半袖で、胸を露出するような格好だが、沼沢地ではヤブ蚊と虫で、ああいう格好ではいられないはず……。


ジュネス企画のDVD。カラーは褪色気味だが、画像はまぁまぁ。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0