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キエフ・バレエ [音楽]

コンサート・ガイドを見ると、キエフ・バレエ団が7月に来日する。今なら、キーウ・バレエ団ということになる。

毎年、夏と年末年始に来日して公演を行う。おカネがないから出稼ぎに来るような感じだ。

事情はともかく、今年来日したら、話題になるだろう。夏の公演は客席が寂しく、川崎で見たときは半分も埋まっていなかった。

今年はどうだろう?

東京公演は7月16日と17日。応援しに行こうか。

東京春祭 「トゥーランドット」 サルにも分かる美声 [音楽]

2022/04/17に東京春祭の「トゥーランドット」を聴きに行った。東京文化会館でのステージ形式の公演だった。

「トゥーランドット」はオケが派手で、ピットで演奏するよりステージで演奏した方がいいのではないかと思ったことがある。

指揮:ピエール・ジョルジュ・モランディ
管弦楽:読売日本交響楽団
合唱:東京オペラシンガーズ

カラフ:ステファノ・ラ・コッラ
トゥーランドット:リカルダ・メイベルト
リュー:セレーネ・ザネッティ
ティムール:シム・インスン

以下略。

非常に印象が強い公演だったが、時日がたって顧みると、一にも二にもカラフを歌うステファノ・ラ・コッラの声のためだったと思うようになった。

ともかくも美声で、美声のテノールは多いが、ホールを突き抜けるような美声は聞いたことがない。トランペットのような美声とはこういうことをいうのだろうか。

カラフが登場した最初の声で耳を疑い、あとは美声に酔ったのだ。得がたい経験だった。歌手の声に惚れてオペラを聞きに行く人の気持ちが分かった。

また来日したら、是非聞きたいが、その時にもホールに行けるかどうか分からない。

ピエール・ジョルジュ・モランディの指揮は職人的だった。この曲の指揮のベストはなんといってもカラヤンである。資質が合っている。派手なオケをなおさら派手に演奏しているのだから、こたえられない。ストレス解消にもってこいだ。

読響は例によって達者な演奏で過不足がない。

トゥーランドットのリカルダ・メイベルトは音程が不安定になるところがあった。

「トゥーランドット」は人気演目で、しばしば公演される。聞き終わった後が爽快になるからだ。

今年は今のところ、公演予定はない。来年は二期会が公演することになっている。

思い出すと、4年前にウクライナ歌劇場の「トゥーランドット」公演を聴いた。ウクライナが戦火の中にあるので歌劇場がどうなっているか、気になるところだ。キーウ(キエフ)の前線からはロシア軍が撤退しているから、公演が行われているかどうか?