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烏山線 滝駅 [旅行]

ゆっくりと龍門の滝、太平寺を見学したが、宇都宮方面行きの電車には、まだ時間があった。17時7分の宝積寺駅行きである。1時間ほど、待つハメになった。最近はスケジュールを立てるわけではなく、行き当たりばったりで旅する。こういう待ちぼうけの時間が出来るのはやもうえない。

考えようによっては、これがひとり旅の良さである。旅行へ行って、思い出に残るのは電車待ち、バス待ちの時間の長さである。旅行会社のツアーは効率的だが、思い出に残るものが少ない。効率性と思い出は反比例するところがある。

1時間をどうすごすか。付近には休憩する場所がない。民芸館があるが、16時で終わりである。

龍門の滝の前にベンチがある。ここでボンヤリと過ごした。ベンチに座っているうちに、自分がなぜここにいるのかという不思議な気持ちになった。なんで、こんなところへ、来たのだろうか?

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16時50分頃に駅に向って歩く。途中、公園があった。葉がおちつくした樹木に目が行く。自分もこんなものかという感慨が起きる。

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烏山線・滝駅。人がいたのには驚いた。

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親子3人が一組と、あとはスカーフ姿の外国人女性。このあとにもう一人フィリピン系の女性がやってきた。

外国人労働者が、なぜここにいるのか。風俗系ではなく、普通の労働者である。勤務場所がここにあるのか。工場や店舗は見当たらない。あるとすれば、介護施設ぐらいだろう。

滝駅に来るまで、烏山線に乗っていて、途中、丘の上にマンションのような建物を見た。介護施設だろう。北関東には家賃が安く、介護保険は目一杯使うという施設が多い。

それを知ると、暗然たる気持ちになったものだ。高齢者には生きづらい時代になった。








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