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読響サマーフェスティバル 三大交響曲 [音楽]

2020年8月19日。18時半~。サントリーホールで。

角田綱亮指揮の読売交響楽団。曲目は、「未完成」「運命」「新世界から」の3曲。

オケの配置は、管楽器は距離を置いていた。皆、マスク姿で搭乗したが、演奏の時には外していた。客席は2席に1人。チケット完売とはならなかったので、空席部分もあったが、寂しくはなかった。

角田綱亮は以前に聴いたことがあるが、四角四面な演奏をする人だったという記憶しかない。「新世界より」が一番いいかなぁと予想を立てていた。

結論を言うと、真夏の快演である。元気を貰いました。

「未完成」からして、オケはフル活動で、大交響曲の趣。これ、きちんと完成していたら、「グレート」のような曲になったのではないだろうか。未完成=ロマンティックという先入観を取り除くべきかもしれない。読響の管の優秀さを感じた。

「運命」も「新世界より」も読響の音の饗宴に圧倒された。角田綱亮の指揮もこじんまりとまとめるというところがなかった。

外面的すぎるという批判はあるだろうが、この猛暑、コロナ禍中の演奏会である。こういう演奏が適している。

最適な演奏スタイルも、その時の置かれた状況によって異なる。

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