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4月20日 読響 マーラー第9番 [旅行]

4月20日。19時~21時10分。サントリーホールで読響のマーラー交響曲第9番を聴く。

指揮は常任のシルヴァン・カンブルラン。

案外と空席があった。8割ぐらい席が埋まっていた。マーラーは人気がない?と思いたいところだが、6月28日のコルネリウス・マイスターの第2番「復活」ははやチケット完売。買い損ねた。


マーラーの交響曲の前にチャールズ・アイヴズの「ニューイングランドの3つの場所」が演奏された。

冒頭を聞いたときに、ドビュッシー…印象派…拍手する気になれない…と連想した。読響の音は素晴らしかったが。

なぜこの曲を前座に置いたのか。作曲年代を見ると、マーラーの交響曲第9番とほぼ同年代である。1910年前後と言うことで共通する。

15日に聞いた読響のプログラムの後半はドビュッシーの「クラリネットと管弦楽のための第1狂詩曲」と「春の祭典」でいずれも1910年代前半の曲である。

演奏日は違うが、1910年前後の曲を4曲立て続けに聞いたことになる。

マーラーの交響曲は相性のいいものと悪いものと極端に分かれてしまうが、第9番に関しては…。

第1楽章~第3楽章は、ナニを演奏しているのかなと、ボー然として聞いた。読響の音は素晴らしかった。今月の7日と15日と2回聞いているが、別のオケかと思うようないい音を出していた。音は良くても、全然ついて行けない。

ところが、第4楽章になると、入魂の演奏と言うべきか、どんどん響いた。最後は汗ばんできた。

指揮棒を下ろしたあとの態度からうかがうと、カンブルランとしても会心の出来ではなかったか。

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