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4月7日 読響土曜マチネ [音楽]

2018年4月7日。東京芸術劇場で読響の土曜マチネを聞く。14時~16時。

指揮:シルヴァン・カンブルラン
管弦楽:読売日本交響楽団

プログラム。

①ラモー:歌劇「ダルダニュス」組曲から
②モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」(独奏:佐藤俊介)
③ベートーヴェン:交響曲第7番

プログラムの関連づけが分からない。初演の年代から言うと、①が1739年、②が1775年、③が1813年である。古いものから順に並べているが、舞踏的な曲を選んだのだろうか。

調べたところ、「ダルダニュス」はバロック様式からモーツァルト様式へ移行する重要な曲であるらしい。モーツァルトのK.449(ピアノ協奏曲第14番)には「ダルダニュス」序曲と同じ動機が使われているという。

ということなら、モーツァルトのピアノ協奏曲第14番を演奏した方が関連づけしやすい。

ラモーの曲は、バロック音楽に聞こえ、可もなく不可もなく、なんとなく聞き終えた。拍手もお義理。

モーツァルトのヴァイオリン協奏曲は、オケが雄弁だった。佐藤俊介のソロを聞くのはこれが3回目だが、どこがいいのか分からない。広く活躍しているので評価は高いのだろう。今回もまた平板に聞こえた。(アンコールはバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番よりシシリエンヌ。)

聞きたかったのはベートーヴェンの交響曲で、軽めのテキパキとした演奏を予想していた。実際は、ピリオド的な鋭角な演奏だった。キツい演奏だったのは予想外。曲が曲だけに感動はしたが満たされなかった。

ホールを出たときはグッタリして、すぐに帰宅。


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