７日 カティア・ブニアティシヴィリ演奏会

１９時からサントリー・ホール（大ホール）で。

サントリー・ホールの大ホールでソロ・リサイタルを開けるのは、一流ピアニストか、話題性のあるピアニストのどちらかである。カティア・ブニアティシヴィリの場合は、話題性か。youtubeを見ると派手な格好で弾いている。

胸の開いた深紅のドレスに真っ赤な口紅。オペラ歌手に似合う。銀ラメの靴が派手で、普段は絶対見ることのないペダルを踏む足に目が行く。

プログラム。

ベートーヴェン　ピアノ・ソナタ第２３番「熱情」
リスト　「ドン・ジョヴァンニの回想」
チャイコフスキー　演奏会用組曲「くるみ割り人形」（プレトニョフ編）
ショパン　バラード第４番
リスト　スペイン狂詩曲
リスト　ハンガリー狂詩曲第２番（ホロヴィッツ編）

アンコール。

ドビュッシー　「月の光」
リスト　メフィスト・ワルツ第１番
ヘンデル　メヌエット（ケンプ編）
ショパン　前奏曲　ホ短調　ｏｐ２８－４

肝心の演奏だが、ほとんど何も感じなかった。シラけた。大ホールなので派手な曲を並べていたが、資質に合っているのかどうか。

中小ホールでしっとりした曲を演奏したら、また印象が違っていたと思う。アンコールの最後のショパンを聴いて､そのように思った。

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