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都井岬の馬は死期を知る [雑感]

都井岬の野生馬は死期を知る。どこかへ消え、その死を見ることはもちろん、死骸を見つけるのも稀であるという。

象の墓場の例もある。

動物には死期がおのずと分かるようである。

死期が分からないのは、都市に住み、家畜化され切った人間様である。我々は死を忌避する。

これでいいのかと思う。若いときに死を考えないのは、これはこれで肯ける。生きることに全力を注ぐのが自然だろう。

しかし、老いが来れば……。その先は死の意識を忌避することはできない。必ず死ぬのだから。

弘法大師・空海も死期を知ると、五穀断ちをし、死に臨んだ。

かって、人は老いを知り、死期を知った。それが自然の流れだった。

もっと死に親しむべきではないのか。最近そのように考える。

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