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神奈川フィル定期演奏会 [音楽]

神奈川フィルハーモニー管弦楽団のみなとみらい定期演奏会を聴く。指揮は、常任の川瀬賢太郎だった。

曲は、前半がエサ=ベッカ・サロネンの「フォーリン・ボディーズ」。後半はマーラーの交響曲第1番。

エサ=ベッカ・サロネンはフィルハーモニア管弦楽団の常任指揮者だとばかり思っていたら、もともとは作曲家らしい。「フォーリン・ボディーズ」は大編成のオケ用の曲で25分ほどかかった。

まぁ、つまり、現代音楽です。お付き合い程度ということで。大音響だったが、神奈川フィルは結構いけます。

目玉は、後半のマーラーの交響曲第1番で、この曲は拍手喝采間違いなしという終わり方をする。こんなことを言ってはコンサートにふさわしくないかもしれないが、溜飲が下がるというか、ともかく、スカッとする曲である。ストレス解消にもってこいだ。

神奈川フィルも素晴らしい演奏だった。先月の「魔笛」から考え直した。川瀬賢太郎の指揮はやや遅め、オケをたっぷり鳴らした。第2楽章の中間部で少しだれた感があるが、第4楽章で持ち直した。ゆっくり目の個所はもっと大きく振ってもいいと思うが、まだ34歳である。

神奈川フィルはどこか存在感がうすい。横浜が本拠のためと思う。東京に近すぎる。横浜のクラシック・フアンの目は東京に向いてしまう。みなとみらいホールには読響が名曲シリーズで毎月のようにやってくるし、新日本フィル、日本フィル、N響の演奏会もある。

東京との距離があれば、群馬交響楽団のように地域での存在感もあるだろうが、ともかく、横浜では東京に近すぎる。

今日のコンサートは9割ぐらい席が埋まっていた。これは立派である。演奏会のあとはロビーで乾杯式が開かれた。地元密着サービスの一環らしい。
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