2017年3月13日 大手町 ダニエル・オッテンザマー [雑感]
日経ホールでリサイタルを聴くために、地下鉄・大手町駅でおりる。夜の6時頃で、退社時間と重なったため、駅は混雑していた。地下通路は工事中である。
それにしても、人が多いな。先週琵琶湖の北にいたのでなおさら人の多さに違和感を持つ。異様である。しかし、東京に住んでいると、その異様さに気が付かない。当たり前だと思っている。人の多さに何らかのストレスを感じているはずだが、意識するには至らない。
地方へ旅行すると、日本は二種類あると思う。大都会と地方である。大都会はまだ増幅中であり、地方との格差は開くばかりである。格差が極限まで開けば反作用で格差を埋める方向に向かう。それがいつになるのかが分からない。
地下の通路を通り、日経ホールへ行く。経団連会館に裏である。日本経済新聞は経団連に近づきすぎた。大手町新聞と揶揄される所以である。最近は、論説や主張を読んでいると、よくもまぁ、こんなアホなことがいえるな、と思うことが多い。日経は相場表だけがあればいい。
日経ホールの前は、巨大ビルの建設中である。また高層ビルができる。昔は、皇居を見下ろすビルは不敬にあたるとされ、高層ビルの建設は遠慮していた。今は遠慮がない。何のための皇室かと疑問に思う。
日経ホールで18時半から、ダニエル・オッテンザマーのクラリネット・リサイタルがあった。ウィーン・フィルの首席奏者である。
プログラム。
●ベートーヴェン/モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より「お手をどうぞ」による変奏曲 ●ストラヴィンスキー/3つの小品 ●ドビュッシー/第1狂詩曲 ●ヴェルディ(バッシ編曲)/リゴレット・ファンタジー
●ロッシーニ/序奏、主題と変奏 ●B.コヴァーチ/ファリャへのオマージュ、ハロー・ミスター・ガーシュイン、ハンガリアン・フォーク・ソング、ショレム・アレイヘム
●自作/アーティへのオマージュ
クラリネット・ソナタがないなぁ……なんか、とりとめのない曲を並べている。それがプログラムを見た感想である。
ヒントは、最後の自作「アーティへのオマージュ」にある。このアーティとは、アーティ・ショウのことである。スウィング・ジャズの全盛時代にベニー・グッドマンと並ぶ人気クラリネット奏者だった。
スウィング・ジャズのような楽しい演奏会を志向したものと理解した。結果的には、そのような演奏会になった。
席は前だったので、指の動きもよく見えたい。ダニエル・オッテンザマーは胸板が厚い。つまり、肺活量が大きい。これなら吹くにも余裕がある。美音でもある。超絶技巧を聴いているうちにリサイタルが終わってしまった。
演奏会終了後のCDのサイン会は長蛇の列だったが、買いたくなるでしょう、これなら。
それにしても、人が多いな。先週琵琶湖の北にいたのでなおさら人の多さに違和感を持つ。異様である。しかし、東京に住んでいると、その異様さに気が付かない。当たり前だと思っている。人の多さに何らかのストレスを感じているはずだが、意識するには至らない。
地方へ旅行すると、日本は二種類あると思う。大都会と地方である。大都会はまだ増幅中であり、地方との格差は開くばかりである。格差が極限まで開けば反作用で格差を埋める方向に向かう。それがいつになるのかが分からない。
地下の通路を通り、日経ホールへ行く。経団連会館に裏である。日本経済新聞は経団連に近づきすぎた。大手町新聞と揶揄される所以である。最近は、論説や主張を読んでいると、よくもまぁ、こんなアホなことがいえるな、と思うことが多い。日経は相場表だけがあればいい。
日経ホールの前は、巨大ビルの建設中である。また高層ビルができる。昔は、皇居を見下ろすビルは不敬にあたるとされ、高層ビルの建設は遠慮していた。今は遠慮がない。何のための皇室かと疑問に思う。
日経ホールで18時半から、ダニエル・オッテンザマーのクラリネット・リサイタルがあった。ウィーン・フィルの首席奏者である。
プログラム。
●ベートーヴェン/モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より「お手をどうぞ」による変奏曲 ●ストラヴィンスキー/3つの小品 ●ドビュッシー/第1狂詩曲 ●ヴェルディ(バッシ編曲)/リゴレット・ファンタジー
●ロッシーニ/序奏、主題と変奏 ●B.コヴァーチ/ファリャへのオマージュ、ハロー・ミスター・ガーシュイン、ハンガリアン・フォーク・ソング、ショレム・アレイヘム
●自作/アーティへのオマージュ
クラリネット・ソナタがないなぁ……なんか、とりとめのない曲を並べている。それがプログラムを見た感想である。
ヒントは、最後の自作「アーティへのオマージュ」にある。このアーティとは、アーティ・ショウのことである。スウィング・ジャズの全盛時代にベニー・グッドマンと並ぶ人気クラリネット奏者だった。
スウィング・ジャズのような楽しい演奏会を志向したものと理解した。結果的には、そのような演奏会になった。
席は前だったので、指の動きもよく見えたい。ダニエル・オッテンザマーは胸板が厚い。つまり、肺活量が大きい。これなら吹くにも余裕がある。美音でもある。超絶技巧を聴いているうちにリサイタルが終わってしまった。
演奏会終了後のCDのサイン会は長蛇の列だったが、買いたくなるでしょう、これなら。
タグ:ダニエル・オッテンザマー
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