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横浜能楽堂 狂言「因幡堂」「六駄木」 [雑感]

3月12日、横浜能楽堂で狂言を見る。第2日曜日は狂言の日である。

横浜能楽堂は県立音楽堂と道一つ隔てているだけで、掃部山公園内にある。

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早咲きの桜が早くも咲き始めていた。

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花見時には賑わう掃部山公園広場は人影なし。桜もまだ全然だった。

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横浜能楽堂の座席数は514である。能・狂言を見るなら、神奈川県なら、この横浜能楽堂か、鎌倉能楽堂だろう。

本日の演目は「因幡堂」と「六駄木」だった。

狂言が面白いかどうかというと、笑いたいなら断然落語の方がいい。涙が出るほど笑えるから。狂言の場合は抑制されている。公演後の山本東次郎の話では、狂言は観客にショックを与えてはならないという。

動作と語りが洗練されているのは見事だ。これで鍛えられたら人の振る舞いも美しくなるだろう。

「因幡堂」は酒癖の悪い女房を離縁した夫が変装した元女房にとっちめられる話。20分程度と短かった。室町時代にも酒癖の悪い女がいたことが分かる。平安時代や奈良時代にもいただろうなぁ。

「六駄木」は木と酒樽を運ぶ役目を仰せつかった太郎冠者が峠の茶屋で酒を全部飲んでしまう話。

結論。狂言か落語と言われれば落語を選ぶ。横浜能楽堂より新宿末広亭がいい。

(出演者)

「因幡堂」 (シテ 男)山本孝則 (アド 女)山本泰次郎  後見 若松隆

「六駄木」 (シテ 太郎冠者)山本東次郎 (アド 主)山本凛太郎 (アド 茶屋)山本則重 (アド 伯父)山本則俊  後見 山本典秀



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