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読響演奏会 2017.1.25 [音楽]

読響名曲シリーズ第600回演奏会を聴く。

<データ> 2017年1月25日19時より、サントリーホールにて。指揮は常任のカンブルラン。

曲目はフランス音楽特集で ①舞踏詩「ラ・ぺリ」(デュカス) ②「夜想曲」(ドビュッシー) ③ショーソンの交響曲。

デュカスの「ラ・ぺリ」は初めてで、印象派風に聴こえた。冒頭のファンファーレは有名らしい。次のドビュッシーと同じく、段々と気持ちが沈んでくる。こういう曲は演奏が終わっても拍手する気になれない。拍手しにくい曲って、やはり、あるんですよ。

逆に、拍手喝采したくなる曲がある。ベートーヴェンの第7交響曲が典型だ。ガツンと終わって、ウアッと拍手する。コンサートの楽しみって、これなんですがね。

ドビュッシーは損している。

読響の演奏は艶やかさが乏しく色気がない。(気が沈んだのでそう聞こえたのかも知れない。)

ショーソンの交響曲はデュカスやドビュッシーと異なり、後期ロマン派色が濃厚で、劇的である。19世紀後半のフランスの交響曲といえば、サン・サーンスの交響曲第3番、フランクの交響曲、それにこのショーソンの交響曲が代表的だ。

第1楽章、長い序奏が終わると、聴きなれた旋律が耳に入る。曲名は知らなくても、どこかで一度は聞いた旋律である。ラフマニノフ調の旋律も入り、ここは親しみやすい。第3楽章も聞き覚えのあるもので、劇的だ。

しかし、このショーソンの交響曲は余り演奏されないようである。昔、ポール・パレー=デトロイト響のLPで親しんだ。

読響の演奏は、9合目まで登り、頂上には届かなかった。あと、ちょっと、なんですが。この曲に関しては、N響の方が相性がいい気がする。
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