SSブログ

2016.11.12 さいたま芸術劇場「ミサ曲 ロ短調」 [音楽]

2016年11月12日。15時から”彩の国さいたま芸術劇場”でバッハの「ミサ曲 ロ短調」を聞く。演奏は、バッハ・コレギウム・ジャパン。指揮は鈴木雅明。

さいたま芸術劇場は大宮の南、与野本町にある。ここは住宅街である。

8 (2).JPG


8 (4).JPG


芸術劇場には駅から徒歩で10分ぐらいかかる。

8 (8).JPG


8 (16).JPG


ホールは、大ホール、小ホール、音楽ホールと3つある。

コンサートは音楽ホールで行われた。キャパは案外小さく、600人程度という話だった。トッパンホールよりは大きく、紀尾井ホールよりは小さい。

座席は前から3列目。前の人の頭が邪魔になる。5列目以降は階段状になっているので5列目以降がステージがよく見えるはず。

バッハの宗教曲というと、何やら厳めしく、気が重たい。日本人のほとんどはキリスト教徒ではないから、敬遠する人が多いのはもっともだ。カラヤンのCDを聞いたが、睡眠薬代わりになるばかりでまともに終わりまで聞けなかった。

鈴木雅明=バッハ・コレギウム・ジャパンの演奏は欧州での評価も高い。演奏の質については安心していた。

ところで演奏時間がわからない。時計を見るのを忘れた。100分程度という記述を読んでいたので、15時開演で、途中の20分の休憩を含めると17時ごろには終了するはず。ところが駅に戻ったのが17時40分頃で、これでは計算が合わない。ピリオド演奏以前は2時間程度の演奏時間という。これなら合うが、どうだったのだろうか?

”ミサ曲 ロ短調”はバッハの最高傑作のひとつと言われている。歌詞を無視して聴いたが、飽きることなく、最後まで聴きとおせた。これは興味深い曲である。ミサ曲を初めてホールで聴いた身にはこれぐらいしか言えない。

絶対音楽なら疑問を感じないが、こういう曲になると、キリスト教徒ではないのになぜ感動するのかという疑問が起きる。日本人がミサ曲を聴く意味は何だろうか?

バッハ・コレギウム・ジャパンはヨーロッパでも評価が高い。こういうオケを生み、育てる日本というのは不思議な国である。

エマニュエル・トッドの本を読んでいたら、トッドは欧米の自由民主主義国に日本を含めている。欧米という時は日本も入ってしまうらしい。半分は納得するが残りの半分は納得しない。何といっても日本人は外観はモンゴロイドであるから。それにキリスト教徒は少ない。200万人程度で増えも減りもしない。宗教は欧米と共有していない。

日本はアジアにあらず、欧米にあらず。強みも弱みもそこにある。

帰りの電車の中で、考えることが多かった。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0