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ベートーヴェン・チクルス 6/5~18 [雑感]

ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全16曲(+大フーガ)演奏会をきいた。

6月5日に始まり、18日に終わった。演奏会場はサントリーホールのブルーローズ。小ホールである。座席は固定席ではなく、演奏会によって席の配置を変えられるようになっている。演奏会場というより、ホテルのパーティー会場のように見える。サロン的雰囲気なので、室内楽にふさわしい。

演奏したのは、クァルテット・エクセルシオ。女性3人と男性1人。

第1ヴァイオリンが西野ゆか、第2ヴァイオリンが山田百子、ヴィオラが吉田有紀子、チェロが大友肇。

演奏曲目は番号順ではなかった。

6月5日。第2番、第11番、第6番、第12番。

6月9日。第5番、第10番、第13番、大フーガ。(大フーガはもともと第13番の最終楽章として作曲され初演されたが、長大、難解と批評され、分離して単独で出版されたもの。大フーガのかわりに第13番の最終楽章として作曲されたものがベートーヴェンの絶筆となった。)

6月12日。第4番、第7番、第16番。

6月15日。第1番、第9番、第14番。

6月18日。第3番、第8番、第15番。

第2番で始まったのは、これが「挨拶四重奏曲」と呼ばれているからだろう。第15番が最終曲目となったのは、この第3楽章がベートーヴェンの究極の調べであるからだろう。

ある時は感嘆し、ある時は居眠りした演奏会だった。

一番喜んだのは、クァルテット・エクセルシオのメンバーかもしれない。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲をステージで演奏する機会に恵まれることは稀だろう。


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