岩村城

岩村城は、三大山城の一つに数えられている。

三大山城とは、備中の松山城、奈良の高取城、そしてこの岩村城を言う。岩村城が最も高く、標高７１７メートルに建造されている。

岩村城へ行くには、中央線の恵那駅で明知鉄道に乗り換え、岩村駅でおりる。岩村駅から岩村城址まで２．５キロ。約４５分。山登りになる。

山登りはきついので、岩村駅の横にあるタクシー会社を利用した。タクシーだと、山の裏側の道を通り、本丸の下まで行ける。

岩村城の模型が岩村資料館に置いてある。こういう城だったのだ。

天正３年（１５７５年）織田信長の嫡男信忠が半年がかりで岩村城を攻略している。

岩村城は、現在は、石垣を残すのみである。石垣の総延長は１．７キロに及ぶ。

本丸跡。

何もない。強者どもが夢の跡とは、ここのことをいうのだろう。高地にあり、霧に覆われることも頻繁なので、”東洋のマチュピチュ”と呼ぶ人もいる。

六段の石垣。江戸時代に補強されたものという。

山道を下る。石畳で下りにくい道である。

山道を下ったところに旧藩主跡がある。太鼓櫓が見える。

岩村城は山城なので戦国時代はともかく、平和な江戸時代には不向きである。藩主は、この山の麓の藩主跡で執務した。

藩主跡から岩村の街並みを見る。

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